生まれた次の日に２歳？｜マルキヨ製菓

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。最近の沖縄は雨が降っていまして、今朝も雨音が目覚ましのアラーム代わりでした。そして、台風の進路も気になるところです。

 

さて、今日は１０月１９日。旧暦でいうと８月３０日で月の最終日にあたり、明日からは旧暦の９月となります。

 

そして、ちょうど１週間後の１０月２６日は、旧暦９月７日にあたります。沖縄ではその日、「カジマヤー」という大規模な行事が執り行われます。今回はその行事に関連する内容ついて、お話ししましょう。

 

【マルキヨ製菓　CM①】

 

まずは、この「カジマヤー」に関連する行事「トゥシビー」について。

 

旧暦の１月に行われる「トゥシビー」とは、いわゆる生年祝いの行事となります。自分の生まれ年の干支と同じ年に、旧暦の１月２日～１３日のいずれかでお祝いをします。

 

２０１７年は、酉年(とりどし）なので、酉年の方をお祝いします。いわゆる、年男・年女の方を祝う行事がトゥシビーなのです。

 

１２年ごとに同じ干支が回ってきますから、１２歳・２４歳・３６歳…　と、１２の倍数の年齢の方がお祝いされます。しかし、沖縄ではその年齢の数え方が少し違います。

 

沖縄では昔から続いている行事を旧暦で執り行っていますが、年齢についても高齢者のいるところでは、昔にならって「数え年」でカウントするところが少なくありません。

 

一般には「満○○歳」という「満年齢」で年齢を言いますが、例えば「十三祝い」など、行事によっては「その時だけ数え年」で数える事があります。ちなみに、「十三祝い」も「トゥシビー」の１つです。

 

ここで「数え年」についても解説しておきましょう。「満年齢」では、生まれたその日を０歳とし、翌年の同じ誕生日が来たら１歳。以降、誕生日が来るたびに年齢を１つずつプラスしていきます。

 

一方、「数え年」では、生まれた直後を１歳とします。そして誕生日ごとに年齢を増やすのではなく、新しい年の元旦が来たら「プラス１歳」とカウントします。

 

なので、大晦日に生まれた子供は生まれたその日に１歳となり、翌日には新しい年の元旦のため２歳となります。

 

生まれた翌日に２歳になったりする事もあるため、満年齢と数え年では年齢が２歳の開きがあったりする事もあり得るのです。

 

【マルキヨ製菓　CM②】

 

沖縄では「トゥシビー」や「十三祝い」など、年齢が絡む旧暦の行事はたいてい「数え年」で行います。

 

しかし本土にもある生年祝いの行事、例えば「米寿」などのお祝いなどの場合、沖縄の方は満年齢・数え年、どちらの年齢で行うのか悩むところが多いようです。

 

みなさんの家庭では、本土にもある生年祝い行事の際、どちらで年齢をカウントしているでしょうか？

 

話をトゥシビーに戻しましょう。１２年に１度巡ってくる、自分の生まれた年をお祝いする行事ですので、最初のトゥシビーは先述の「十三祝い」になります。

 

１２年ごとにやってくる「トゥシビー」は、数え年で１３，２５，３７，４９，６１，７３，８５，９７歳の時にお祝いします。中でも９７歳を祝う「カジマヤー」は特別で、旧暦の９月７日に行います。

 

次回ブログでは、その「カジマヤー」について、くわしくお話しする事としましょう。

 

ハロウィンも近いということで、最近はカボチャあんを使った商品の試作を色々と試みております。

こちらは前回紹介した、カボチャあんをしっとりまんじゅうの生地で包んだ新生パンプキンパイ。企業秘密ですが、他の商品にもチャレンジ中ですよ。

 

世に出るかどうかはわかりませんが、美味しいお菓子で食べる人を幸せにしたい、そういう気持ちでスタッフ一同、今日も頑張っております。

 

まだまだ暑い沖縄。今日も明日も、最高気温予想は３０度を超えています。体調管理はしっかりして、頑張っていきましょう。

 

今回はこの辺で。

 

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