「ユッカヌヒー」には「ちんびん」を｜マルキヨ製菓

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。２０１７年５月、最後のブログ更新となります。昨日は雨降り、今日も午前中は曇り空の沖縄。梅雨明けは、まだまだ先のようです。

 

さて、今日は旧暦の５月４日。沖縄では、【ユッカヌヒー】と呼ばれる行事の日でもあります。「四日の日（よっかのひ）」という意味の【ユッカヌヒー】ですが、旧暦の「子どもの日」にあたる日となります。

 

新暦の【子どもの日】は

 

「子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」

 

そんな日でした。旧暦の「子どもの日」、いわゆる【ユッカヌヒー】も同様、子どもの健康や成長を願う日です。戦前の沖縄では、この日におもちゃを売る市場があらわれ、親は子どものためにおもちゃを買ってあげたそうです。

 

そして、この日は沖縄県内各地で「ハーリー（ハーレー）」が行われる日であります。漁に使う沖縄独特の船「サバニ」。これに飾り付けをした爬龍船（はりゅうせん）に乗り込んだ船乗り達が、決められたルートを我先にと競うのがハーリーです。

 

特に糸満で毎年旧暦の５月４日に行われる「糸満ハーレー」は、かなり盛大で盛り上がります。もちろん今日もそのハーリーが行われますので、平日ではありますが行ける人は是非、海上の熾烈なレースを直接見に行きましょう。

 

【マルキヨ製菓　CM①】

 

【ユッカヌヒー】は、家庭で「ちんびん」や「ポーポー」というお菓子を作って、みんなで食べたりする風習があります。これらのお菓子は、沖縄県外の人には馴染みないかもしれませんが、「沖縄風クレープ」と例えられる独特のお菓子です。

 

小麦粉を水で溶き、うす～く焼いて黒糖を混ぜ、くるくると巻いたものが「ちんびん」。小麦粉を水で溶いて薄く焼き、（特に黒糖を使う事はなく）味噌を巻いたものが「ポーポー」です。

 

「ちんびん」は黒糖が入っているため、茶色っぽい甘いお菓子。「ポーポー」はちんびん」に比べて白っぽく、ほんのり甘い味噌を味わえるお菓子です。どちらも素朴な味なんですが、だからこそ美味しい、沖縄に昔からあるお菓子です。

 

というわけで、マルキヨ製菓では…

「ちんびん（３個入）」を期間限定お菓子として、５月３１日まで販売中です。税込２３７円（税抜２２０円）となっています。

 

賞味期限は製造から４日と短いため、お買い上げの際はお早めにお召し上がり下さい。

開封直後の黒糖の香りが非常に強烈。マルキヨ製菓のお菓子の中では、もっとも黒糖の風味が強いお菓子だと思います。

生地にはしっかりと黒糖が練り込まれているため、ちょっと黒っぽくなっています。

「ポーポー」とは違いますので、中を開いても味噌は入っておりません。

 

【マルキヨ製菓　CM②】

 

一口食べるとしっとり生地から、黒糖の甘さがにじみ出てきます。それだけでなく、ショウガがピリリときいていて、それが実によいアクセントになっています。

この味、ハマる人もかなりいると思います。そんな私もハマっている１人です。これが期間限定お菓子というのが寂しい。黒糖じたいも沖縄で日頃よく食べられますが、この「ちんびん」も日頃から食べていたいお菓子です。

 

よく、この「ちんびん」と「ポーポー」を混同される事があります。実際に、今回マルキヨ製菓で作った「ちんびん」も、「これ、ちんびんでなくポーポーですよ」と言われたりしましたが…

 

念のためウィキペディア先生で確かめましたが、やはり「ちんびん」は黒糖を練り込んだ生地を焼き上げてクルクル巻いたお菓子で、「ポーポー」は中に味噌が入っているお菓子です。

というわけでマルキヨ製菓が作っているのは、やはり「ちんびん」です。５月までの販売となっていますので、店頭で見かけたら是非、手にとって下さいね。

 

さて、マルキヨ製菓スタッフブログ「お菓子な琉球話」。実はこの記事で、丸２年を終える事になります。次回６月のブログからは、３周年目に突入します。

 

週２回更新のこのブログ、地道にコツコツと続けられたのも読んでくれる方がいるからです。この先、どこまで続けられるかわかりませんが、出来るだけ続けていきたいと思っております。

 

そのためにも体の健康、そして心の健康も大事かと思います。少しでも長くブログを綴れるよう、それらに気をつけて日々を過ごしていきたいと思います。

 

みなさんも、体と心の健康に気を遣い、素敵な人生を送って欲しいと思います。あなたの描く「素敵な人生」の片隅に、マルキヨ製菓のお菓子が添えられると嬉しいですね。

 

今回はこの辺で。

 

 

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