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「ヒヌカン」に対してのマナー

2026年02月10日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。昨日は国頭(くにがみ)という地域で気温6度を記録した沖縄。那覇市でも朝は9度という一桁の気温でしたから、今年度一番の寒さでした。

 

今日は最低気温15度まで上がったため、昨日に比べるとかなり暖かく感じます。天気も良く、太陽の光も降り注ぐのが気持ちいいですね。明日は建国記念の日で公休日ですが、沖縄では「ウガンブトゥチ」という行事の日でもあります。

 

最近は「ウガンブトゥチ」やそれに関連して「ヒヌカン」の話をしてきました。今回もその続きとなりますよ。

 

バックナンバー

沖縄で古くからあった「ヒヌカン信仰」。それに中国から輸入された「竈神(かまどがみ)信仰」が融合して、「ウガンブトゥチ」という行事が生まれました。この行事は基本的に神聖な力を持つと信じられている女性が行います。

⇒【ウガンブトゥチ

 

「ヒヌカン」へお供えするお菓子の1つに「ウチャヌク」があります。餅を3段重ねにしたものを3つ並べるものです。マルキヨ製菓には色々な種類の「ウチャヌク」があり、それを紹介しています。

⇒【ウチャヌク各種

 

ヒヌカンの上司

家の守り神であるヒヌカン(火の神)は旧暦1月4日から12月24日まで、各家庭の中にいて、その家庭を見守っています。「火の神」ですから、火を扱う場所に鎮座していると言われています。

 

「火を扱う場所」と言えば昔なら竈(かまど)、現代ならコンロ、IHの家庭だとIHのある場所となるでしょう。ヒヌカンは旧暦12月24日、上司のいる天へ旅立ちます。

 

その上司は天帝(てんてい)であり、この世の全てを支配している神の中の神です。天上界にいる天帝は全宇宙の支配者であり、その支配力は各家庭にまでおよびます。ヒヌカンはその天帝へ自分が担当していた家の報告をするのです。

 

1つ1つの家庭の禍福(かふく・災いや幸福のこと)も天帝の力が影響しています。もし、ヒヌカンに「あの家は良くありません」なんて報告をされると、その家には災いが招かれるかもしれません。

 

逆を言えば、ヒヌカンに「あの家はとても良かったです」と報告されたら、その家庭には幸福が訪れることでしょう。なので、ヒヌカンが家の中で鎮座している間は、当然家の人達はちゃんとしなければなりません。

 

沖縄には「やーなれーふかなれー」という黄金言葉(くがにくとぅば)があります。家での習慣は外でも出てしまうものだから、誰の前でも恥ずかしくないよう家の中でもしっかりしたふるまいをしなさいという意味です。

 

「家の中でちゃんとする」ことでヒヌカンの評価も上がり、良い報告が天帝にまで伝われば、幸福がやってくるかもしれません。とはいえ、神様相手にそういう打算的な考えを持つのも違うかなと思います。

 

家の中でちゃんと振る舞う事を当然と思って行動していれば、「やーなれーふかなれー」で外でもちゃんと出来るはず。そして、それがいいものを引き寄せることになるのかなと思います。

 

結局は自分の普段の行いを良くする事が、自分に良いものを呼び込むことにつながるというわけです。

 

知っておきたいヒヌカンへのタブー

とはいえ、やはり家の守り神「ヒヌカン」に対して粗相がないよう、ある程度の知識はあった方がいいでしょう。ヒヌカン信仰において「やってはいけない」タブーがあります。そのタブーとは何なのか?

 

まず、「愚痴や文句を言うこと」が1つ。家の中で愚痴ったりすると、それは家の守り神ヒヌカンの耳にも入るわけです。特に家の事に文句を言うと、それは神様に文句を言っていることと同義になります。

 

そんな愚痴を聞いたヒヌカンは、ウガンブトゥチで天に戻った時、その内容を天帝に報告するでしょう。すると天帝はその家庭に災いをもたらしかねません。家の中で愚痴ることはやめましょう。

 

逆にヒヌカンに手を合わせるさい、「いつも家は平和です、ありがとうございます」と感謝の言葉を述べるのは積極的にやってよし。感謝する気持ちはヒヌカンもありがたく受け取り、天帝にも報告するでしょうから。

 

ヒヌカンに対するタブー2つ目は「ヒヌカンに嘘の報告をすること」です。「嘘がばれたら」とか関係無しに、神様相手のそんな嘘はすぐにバレてしまいます。嘘を吐かれたヒヌカンの怒りを買うだけです。

 

また、「家の中で夫婦喧嘩や親子喧嘩をする」のもNG。家族のネガティブな面を見せるのはヒヌカンに対して失礼にあたります。普段からちょっとイラッとしても喧嘩はしないよう心けることで、悪いことへ発展するのを抑止する事に繋がります。

 

ヒヌカンを祀っているところに香炉があると思いますが、その中の灰をやたらに触る事もタブーの1つです。ヒヌカンはその灰に宿るとされており、灰を気軽に触る事は神様に対して失礼という事になるのです。

 

また、ヒヌカンはこの灰に、家の事を記録していると言われています。なので、何でもない日に灰に触れるという事は、「家の悪い記録を消すため」とヒヌカンに疑われるかもしれません。

 

ヒヌカンに手を合わせる日は香炉周りを綺麗にしますので、灰に手を触れる事もあるでしょう。また、ヒヌカンは親子で継承する事もあります。例えば娘が結婚して家を出る時、娘の家庭をヒヌカンに守ってもらうため、親が使用していた香炉を娘に渡します。

 

その際、散らかっている灰に触れたり、香炉の中の灰をならしたりします。その際はヒヌカンに手を合わせ、「灰が散らかっているので、お掃除します」と報告してから掃除しましょう。

 

特別な場面を除いて「香炉の灰には手を触れない」という事が大事です。

 

その他ヒヌカンに対するタブーとして、「玄関が見える位置にヒヌカンを祀る場所を配置してはいけない」、「悪い方角へヒヌカンを祀ってはいけない」というのもあります。

 

「午(うま)の方角」(南)には豊穣(ほうじょう)の神が住んでいると言われ、その方向に設置する事はいいとされます。逆に「申(さる)の方角」(西南西)は縁起が悪い方角とされています(理由は諸説あり)ので、その方向にヒヌカンを祀ってはいけません。

 

以上紹介した「ヒヌカンに対して、してはいけない事」は、地域によって異なる場合もありますし、同じ地域でも家によってその内容が変わる時もあります。

 

自分の住む地域や家庭では「ヒヌカンに対してどのように手を合わせてきたか?」「どのような事はNGとされていたのか?}を調べておくとよいでしょう。

 

悪い報告をされないために

湯呑茶碗にご飯を盛った「ウブク」というものをヒヌカンにお供えします。これをお供えすることで、ヒヌカンは悪いことを報告できなくなると言われています。

 

「ウガンブトゥチ」は中国の「竈神信仰」の影響を受けた行事ですが、その「竈神信仰」においては、神を送り出す際に飴(あめ)をお供えするそうです。飴で口の中を粘らせることにより、悪いことの報告を封じるそうです。

 

いいことだけはしっかり報告するようなので、ヒヌカンにお供えするものとして「酒」「水」「お菓子」と共に、「ウブク」も忘れないようにしましょう。

 

明日が「ウガンブトゥチ」の日。ヒヌカンに手を合わせる家庭は是非、前回ブログで紹介した

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マルキヨ製菓の「ウチャヌク」もお供えして下さい。

 

今回はこの辺で。

 

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