沖縄の魔除けアイテム
2025年09月23日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日は9月23日火曜日、秋分の日で世間はお休みですね。マルキヨ製菓は公休日関係ないので、今日も朝からお菓子作りを頑張っているところです。
秋分の日を中心として、前後3日ずつが「秋彼岸」という行事の期間になります。ご先祖様に手を合わせる行事ということで、お餅や「レモンケーキ」「かるかん」など、お供えお菓子を作っているところです。
今週の金曜日までが秋彼岸の期間ですが、来週は「シバサシ」という行事がやってきます。さらに、その次の週には「十五夜」もやってきます。その後は「ハロウィン」もやってきます。
というわけで、しばらくは行事に追われるマルキヨ製菓です。今回のブログでは来週やってくる「シバサシ」という行事についてお話ししましょう。
「シバサシ」にまつわる伝説
「シバサシ」はいわゆる「ヤシチヌウガン(屋敷の御願)」と呼ばれる、家の守り神に対して手を合わせる行事の1つです。そうする事で家族の安全や健康、そして反映を願う事になります。
旧暦8月10日に行われるこの行事に関してはとある伝説がありますので、まずはその伝説を紹介しましょう。
むかしむかし、沖縄本島南部・南風原(はえばる)の兼城(かねぐすく)という地域に安平田(あひだ)という男がいました。百姓の彼はある日、農作業を終えて帰宅途中、大雨に遭遇します。
帰り道の途中にあった岩穴に入り、雨宿りする事にした安平田。雨がやむのを待っている間、ふと何かが髪の毛を引っ張ってきました。驚いて後ろを振り返ると、奥にあった墓石から白い手が出ており、その手が髪を引っ張っていたのです。
その光景に恐怖し、驚きのあまりその場で固まってしまいました。ふと、その墓石から
「驚かしてすいません」
という若い女性の声が聞こえました。白い手に続き、その声にも驚いた安平田。慌てて、その場から逃げ出そうとしました。
「待って下さい。私は幽霊やマジムンではありません」
声はそのように言ってきました。続けて、話しかけます。
「病気で床に伏せていたところ、死んだと勘違いされてしまい、このお墓に葬られてしまいました。どうか助けて下さい」
その声は墓石に入れられた経緯を話すと、自分の正体についても語りました。
「私は兼城(かねぐすく)按司(あじ)の娘です」
按司(あじ)とは、地域を収める者のこと。閉じ込められている人物は、安平田の住む地域の権力者の娘だというのです。安平田は髪を引っ張る手が温かいことから、その声の言うことを信じました。
「わかりました。すぐに人を呼んできますので、心配しないで下さい」
優しい声をかけると、安平田は雨の中を走り出し、兼城按司のお屋敷へ向かいました。緊急な用件があるとして按司に面会し、これまでの事情を説明。按司もその言葉を信じ、周りの者と一緒にお墓のある場所へ向かいました。
岩穴に到着し、中にある墓石をどかすと、死んだと思っていた娘が弱々しく息をしていたのです。按司は娘を抱きしめそこから救出すると、魔除け・厄除けの効能があると言われるススキと桑の枝を束ねた「シバ」を作り、お墓の周りにさしてお祓いしました。
屋敷に戻った按司は、娘の無事を盛大にお祝いし、小豆入りの強飯(カシチー)を炊いて娘の健康を祈願しました。そして、今後このような事がないようにと、魔除けの「シバ」を屋敷の四隅や門にさし、マジムン、いわゆる悪いものが入ってこないようにしました。
これがきっかけで、安平田はその按司の娘と結婚する事になりました。身分の違う百姓が、按司の婿養子として迎えられることになり、いわゆる逆玉の輿に乗った形となりました。めでたし、めでたし。
家に侵入するマジムンを阻止
現実世界で「生きている人間を死んだと思って葬った」という事が起こるでしょうか? そのような事例は実際にいくつか報告されています。火葬される前に気づかれ、生還したという例が実際にあるのです。
とはいえ、なかなかそんな事は起こるとは思えません。沖縄では「どうして、そんな事が起こったのか?」という不可解な出来事は「マジムンのせい」とされます。
「マジムン」とは沖縄の妖怪などを指す言葉ですが、時にその不思議な力で人様に迷惑をかける存在です。不可解な出来事を全てマジムンのせいにするのはどうかと思いますが、沖縄ではとりあえず「マジムンのせいだ」と言っておく人も多いです。
例えば、弁当が腐っていたりしたら「これはマジムンのせいだ」と言ったりします。まぁ、マジムンにとってはいい迷惑かと思います。
百姓の安平田が按司の娘を助けたとされる日が旧暦の8月10日。この伝説を元に、8月10日を中日(なかび)とする前後3日、8月9~11日にはススキと桑で作った魔除けの「シバ」を家の周りにさす風習が生まれました。
それが現在でも受け継がれている魔除けの行事「シバサシ」です。魔除けアイテムの「シバ」は屋敷の周辺にさし、それでマジムン(悪いもの)が家に入ってこないようにします。
そんな魔除けアイテム「シバ」ですが、行事とは関係なく、普段からお守りとして携帯している人もいます。先ほど「食べ物が腐るのはマジムンのせい」と言いましたが、それを防ぐため「シバ」を弁当の近くにしのばせたりするのです。
そんな「シバサシ」ですが、実は「ハチグヮチカシチー(八月強飯)」という行事の一環として行われます。「ハチグヮチカシチー(八月強飯)」とは、小豆入りの強飯(カシチー)を炊いて仏壇や神棚にお供えし、家族の健康を祈願する行事の事です。
ウチャヌクをお供えしよう
「シバサシ」でお供えするものの1つが「ウチャヌク」になります。ヒヌカンを祀っている家庭は、ヒヌカンに手を合わせる場所にお供えしましょう。
マルキヨ製菓の「ウチャヌク」はいくつか種類があります。白餅のウチャヌクが定番ではありますが、「タンナファクルー」でできた
「タンナウチャヌク」もオススメですよ。通常の白餅より日持ちしますし、前回のブログで紹介した「タンナファクルー」も人気商品なので、この「タンナウチャヌク」を気に入る方も多いと思います。
9月も残り1週間となりました。まだまだ暑い沖縄ですので、こまめな水分補給を意識し、時には美味しいお菓子をほうばりながら、この暑さを乗り切っていきましょう。マルキヨ製菓のお菓子も是非、召し上がって下さい。
今回はこの辺で。
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