旧暦8月15日は十五夜
2025年10月3日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今回は10月最初のブログ更新となりますね。いつの間にか9月が終わっていましたが、相変わらず暑い日が続いている沖縄です。
2日前の10月1日は【シバサシ】という行事の日でした。この10月は、【シバサシ】以外にも「十五夜」、そして「ハロウィン」という行事の行事用お菓子も作るマルキヨ製菓。
まずは目の前に迫っている「十五夜」の準備を頑張っていますよ。今回はその「十五夜」についてのお話です。
中秋の名月? 仲秋の名月?
まずは「中秋の名月」「仲秋の名月」についてお話ししましょう。
旧暦の15日は満月、あるいは満月に近い月になります。特に旧暦8月15日は空気が澄んでいる時期になるため、より月が美しく映えます。その映える月を「中秋の名月」と呼んだりします。
旧暦の世界では7月8月9月が「秋」となります。この3ヶ月にわたる秋のうち、8月15日はど真ん中にあたるという事で「中秋」と呼ばれます。なので、旧暦8月15日の満月のことを「中秋の名月」と呼ぶのです。
※旧暦15日が必ずしも満月になるわけではなく、今年の旧暦8月は15日でなく16日(新暦10月7日)が満月になります。
その一方、「仲秋の名月」と表記する事もあります。「中」が「仲」になっていますが、こちらはまた別の意味があります。旧暦の7月を「初秋」、8月を「仲秋」、9月を「晩秋」という呼び方があります。
この場合「仲秋」は旧暦8月の1ヶ月をさす事になり、その期間の月を「仲秋の名月」と呼びます。それゆえ、満月でない日の月も「仲秋の名月」と言います。
「中秋の名月」と「仲秋の名月」。どちらの表記も存在し、旧暦8月の満月も「仲秋の名月」といって間違いではありません。特に旧暦8月15日を強調したい時は「中秋の名月」と表記するのがいいでしょう。
中国由来の行事「中秋節」
「十五夜」は旧暦8月15日に行われる行事です。今年(2025年)の旧暦8月15日は、新暦で10月6日となります。このブログの更新日が10月3日ですから、今から3日後に「十五夜」がやってくるわけです。
旧暦では1日が新月に近く、夜空を見てもなかなか月の姿は見えません。そして旧暦の15日は満月に近くなり、まん丸のお月様が見えるのがこの時期です。
特に旧暦8月15日頃に現れる月は美しく映え、そんな綺麗な月を眺めながらお酒を飲んだり月見団子を食べたりする・・・それが、現代における「十五夜」のイメージだと思います。
この「十五夜」ですが、もともとは中国の宮廷行事でした。時代は中国が唐(618年~907年)と呼ばれた時代にまでさかのぼります。当時の唐では「中秋節」と呼ばれる観月会が行われており、その観月会が日本へ伝わります。
伝わったのは平安時代の貞観年間(859~877年)の頃と言われており、今から1000年以上も前になります。日本における「十五夜」は非常に歴史が長い行事なのです。
中国から伝わった観月会は、まず貴族など身分の高い人達の間で広まって行きます。一般庶民にこの行事が広がるのはもう少し先の話。「中国から伝わった行事がまず貴族の間で広まり、時間差があって庶民へ広まる」というのは「行事あるある」ですね。
では、平安時代の貴族達はどのような観月会を行ったのでしょうか? 例えば池に舟を浮かべ、その舟から水面に映った月を見て楽しんだりしました。間接的に月を眺めるのが風流だったようです。
また、盃に酒を入れ、お酒に反射して映り込む月を見ながらクイッと飲む。さらに一句詠み上げたり、楽器を演奏したりと、貴族なりの優雅な楽しみ方を堪能していたようです。さすがは貴族様、月を楽しむ方法も一般人とは違います。
平安時代に貴族で行われていた「月を愛でる」という行事。これが一般庶民に広まるのは、江戸時代になってからです。作物の収穫祭と結びつき、美しい月を豊作の象徴として鑑賞し、お団子などのお供え物をして感謝や祈りを捧げるようになりました。
特に芋の収穫を感謝する事もあり、旧暦8月15日に見られる月の事を「芋名月」と言ったりしました。その呼び方は今でも継承されています。
ふちゃぎ餅
沖縄では「ジューグヤ(十五夜)」の事を「ウチチウマチー(お月お祭り)」と言う事もあります。かつての琉球では、十五夜の日は仏壇に線香をあげ、ウタキ(神の降り立つ場所)へ移動しました。そこでその年の収穫を感謝し、翌年の豊作を祈願するのです。
現代ではウタキに足を運ぶ人はほとんどいないと思いますが、仏壇のある家庭はご先祖様に線香をあげウートートーしましょう。ご先祖様と一緒に美しい月を眺める気持ちでウートートーするといいでしょう。
また、沖縄では十五夜の日、仏壇やヒヌカンを祀っている所に
「ふちゃぎ餅」という独特のお餅をお供えしたりします(写真は去年撮影)。県外の人からすると見た目にかなりインパクトがあるようですが、沖縄の人にとっては昔からある見慣れたお餅です。マルキヨ製菓は
この「ふちゃぎ餅」を期間限定販売のお菓子として、リリースする予定です。次回のブログ更新はいつもの火曜日でなく月曜日とし、十五夜当日にあたるその日に、この「ふちゃぎ餅」を紹介する予定です。
大綱引き
沖縄では十五夜の時期、地域によって綱引きをしたり踊りが披露されます。糸満では毎年十五夜当日に大綱引が行われており、今年(2025年)も十五夜当日にあたる新暦10月6日に行われます。
糸満は漁港の栄える地域。五穀豊穣、大漁祈願、家内安全、無病息災などを願い、大綱引きの結果で今後の吉凶を占うのです。道ジュネーなど、綱引き以外の催しも行われますので、興味のある方はネットでチェックしてください。
また、十五夜とは関係ありませんが、例年スポーツの日を含む連休中に那覇大綱引きが行われます。今年(2025)は新暦10月12日に開催予定なので、糸満大綱引きから1周間もしないうちに、那覇でも大綱引きが開催されるわけです。
これらのイベントに興味ある方は、「沖縄 大綱引き」で検索するといいでしょう。ちなみに私は那覇大綱引きに参加した事がありますが、独特の雰囲気で楽しかったですよ。
10月になっても暑さは相変わらずの沖縄。暑さに負けず、今月もこれからやってくる行事にしっかり対応していきたいと思います。
今回はこの辺で。
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