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1400年以上続く行事

2025年07月15日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日は朝から曇り空の沖縄。最高気温32度で、外を歩くといやな汗をかいちゃいますね。この暑さがあとどれぐらい続くのか、ちょっとした絶望感とともに、今日も朝から忙しくしております。

 

現在、マルキヨ製菓は「旧盆」という大きな行事に向けて準備を頑張っているところです。今年(2025年)の旧盆は新暦で9月の第1週にやってきます。沖縄はこの時期でも、まだまだ暑いでしょう。

 

お盆は仏教行事、いわゆる仏事ですが、いつ頃から行われている行事なのでしょうか? 実は1000年以上も続いている行事なのです。今回はお盆という行事についてお話しします。

 

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釈迦の弟子の1人、目連は飢えと渇きで苦しむ餓鬼道へ墜ちた母親を救うために奮闘していました。釈迦のアドバイスにしたがい、多くの人にも施しを与える事で、母親を苦しみから救うことが出来ました。

⇒【身内以外にも施しを与える

 

「盆」は当て字

釈迦の弟子・目連の母は生前の悪行により、死後は「餓鬼道(がきどう)」へ落とされました。そこは食べ物も飲み物も与えられず、逆さ吊りにされて、飢えと渇きで苦しむ世界です。

 

目連は母親を苦しみから救うべく、自身の持つ神通力を駆使しました。しかし、餓鬼道にその神通力は通じませんでした。そこで、師匠である釈迦に相談。師匠のアドバイスに従ったことで、母親を苦しみから救うことが出来ました。

 

目連の母親は餓鬼道で逆さ吊りにされていたわけですが、それに関連する言葉が「ullambana(ウラバンナ)」です。これは「手足を縛り付け、逆さに吊す」や「逆さ吊りにされるような大きな苦しみ」の意味を持つサンスクリット語です。

 

「ウラバンナ」という発音に対応する当て字が「盂蘭盆(うらぼん)」となります。そして、「盂蘭盆」を省略したのが「盆」であり、特に日本人は接頭語の「お」をつけて「お盆」という言葉になりました。

 

「盆」という漢字は「ウラバンナ」という発音の当て字なので、この漢字自体に行事と関連する内容が含まれているわけではありません。

 

つまり、我々がこの時期に口にする「お盆」という元々の意味をたどれば、「逆さづり」や「逆さづりのような大きな苦しみ」となるのです。極端な話、「お盆の準備をする」は「逆さづりの準備をする」と捉えられなくもないわけですね。

 

「盆」に関してはもう1つ、ペルシャ語の「ウラヴァン」(「霊魂」を意味する)という言葉が由来という説もあるようです。

 

「お盆」と言えばご先祖様の霊をこの世に迎え入れる行事ですが、日本で最初にその行事が行われたのは、なんと今から1400年以上も前だそうです。

 

日本で最初に盆を行った天皇

「ご先祖様が我々のいる世界に降りてくる」、「降りてきたご先祖様の霊をおもてなしする」、「ご先祖様を丁重にあの世へ送り出す」。このような行事は世界中に存在します。

 

例えばメキシコでは「死者の日」という行事が10月31日から11月2日までの3日間で行われます。日本の「お盆」と同じように、ご先祖様がこちらの世界にやってくる行事です。

 

「死者の日」はディズニー映画「リメンバー・ミー」や、ジェームズ・ボンドが活躍する映画「007 スペクター」等でも描かれています。特に「リメンバー・ミー」は、メキシコの方の死生観がよく分かる映画で、内容も面白くてオススメの映画です。

 

現代の「お盆」はいつ頃生まれた行事なのでしょうか。一説によると、その源流はイランにあると言われています。イランでは死者の魂を祀る際、杜松(ねず)というヒノキ科の針葉樹を燃やし、その香りをたどってご先祖様は家に戻ってくると言われています。

 

この風習が古代中国に伝わると、インド伝来の仏教や道教と融合。さらに日本へこの行事が伝わると祖霊信仰と融合し、先祖を祀る行事になりました。日本に仏教が伝来したのが6世紀中頃ですが、同時に「盆」も伝わったと言われています。

 

飛鳥時代(592年~710年)の日本で「盆」が行われたという記録が、日本書紀(西暦720年に編纂)にあります。

 

飛鳥時代初期の天皇「推古天皇」が、606年4月8日と7月15日に斎会(さいえ)をすることになったという記述(十四年七月十五日斎会)があり、これが日本における「盆」の始まりとされています。

 

「斎会」に関しての詳細な記述はありませんが、「4月8日が釈迦生誕の日であること」や「7月15日は釈迦の弟子である目連が、母を救うため過酷な修行を終えた僧達に食事や寝床を与えた日」であることから、お盆関連の行事だったと推測されています。

 

今は2025年ですから、1400年以上も前から「盆」は存在しており、日本のあらゆる行事の中でも、かなり長い歴史を持つ行事だと言えますね。

 

斎明天皇の時代である657年には「飛鳥寺で盂蘭盆会を催した」という記録が残っています。インド世界観の中心にそびえているといわれる山「須弥山(しゅみせん)」の像を飛鳥寺に造り、仏教行事である盂蘭盆会を行ったのです。

 

さらに奈良時代(710年~794年)に入ってからも、天皇が盆を行った記録はあります。733年、聖武天皇が宮中行事としてお盆を行っていますが、それ以降毎年の恒例行事として盆が行われるようになりました。

 

奈良時代から平安時代になると、空海ら中国へ留学した僧達が仏教に関する事を日本に持ち込みます。飢えに苦しむ生き物や、弔ってくれる者がいない死者の霊に対し、飲食物を供えて経を読む「施餓鬼(せがき)」という供養があります。

 

この「施餓鬼」と「盆」が融合し、宮中の中でも特に重要な年中行事の一つとして定着していくのです。まずは宮中行事として定期的に盆を行い、やがてそれが貴族社会・武家社会へと広まり、さらには一般庶民へと広まっていくのです。

 

お盆を行う時期

日本では新暦8月13~15日でお盆を行いますが(地域によっては新暦7月13日~15日のところも)、沖縄と鹿児島の一部地域では旧暦7月13日~15日でお盆を行います。新暦だと8月に行うお盆が、旧暦だと7月に行うことになりますが、その理由は別の機会にお話しします。

 

ちなみに沖縄の「お盆」は本土の新暦で行うお盆と区別し、旧暦で行うことから「旧盆」と言うことが多いです。そして、沖縄は「旧盆」の時期もまだまだ暑いです。ご先祖様をお迎えするためにも、ご自身の体調管理はしっかりしていきましょう。

 

マルキヨ製菓では「旧盆」に向け、たくさんのお餅や

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「レモンケーキ」等のお供え用お菓子もたくさん用意しています。今年の旧盆は是非、マルキヨ製菓のお餅やお菓子もお供えしていただけたらと思います。

 

今回はこの辺で。

 

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