ろうそく・線香・ヒラウコー
2025年07月18日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。最近は不安定な天気が続いている沖縄。昨日は雨が降り、雷も鳴り響く時間帯がありました。うってかわって、今日は朝から快晴。蝉の鳴き声も元気よく聞こえてきます。
ただし、お昼過ぎになると空にどんより雲が増えています。一時雨の予報も出ていますので、外出時は空模様をしっかりチェックしてください。
現在、マルキヨ製菓は「旧盆」に向けての準備を頑張っているところです。沖縄の人にとって大事な行事「旧盆」は、マルキヨ製菓にとって「三大忙しい行事」の1つに数えられています。
というわけで今回も、「旧盆」に関するお話をしてみたいと思います。特に、仏壇周りの「火」が関係するお話となります。
バックナンバー
釈迦の弟子の1人、目連は飢えと渇きで苦しむ餓鬼道へ墜ちた母親を救うために奮闘していました。釈迦のアドバイスにしたがい、多くの人にも施しを与える事で、母親を苦しみから救うことが出来ました。
⇒【身内以外にも施しを与える】
「お盆」の「盆」という漢字は、それ自体には意味はありません。「逆さ吊り」を意味するサンスクリット語「ウラバンナ」に対する当て字「盂蘭盆(うらぼん)」からきています。また、日本でお盆が行われたのは、今から1400年以上も前のことです。
⇒【1400年以上続く行事】
お盆が一般庶民へ広まるきっかけ
前回、飛鳥時代の606年、推古天皇がお盆の行事を行ったという話をしました。後の天皇も宮中行事としてお盆を行うようになり、それが貴族社会や武家社会にも広まっていきました。
しかし、一般庶民へこの行事が広まるには、ある物の普及をまたなければなりません。その「ある物」とは「ろうそく」です。
仏壇のある家庭は、仏壇の中にろうそくを置く場所がある事を知っているでしょう。「ろうそく」には火を灯すことで周りを浄化し、あの世とこの世を繋ぐ役割があると言われています。「ろうそく」は、仏壇に欠かせないマストアイテムなのです。
かつての日本では、夜でも明かりを灯してくれる「ろうそく」は高価なもので、一般庶民には手が出せず、購入できるのは裕福な上流階級にいる人達に限られました。
戦国時代が終わり、平和な江戸時代に入ると、「ろうそく」の大量生産ができるようになり、その価格もリーズナブルになりました。こうして一般庶民も「ろうそく」を購入できるようになり、ご先祖様の霊を迎え入れる「お盆」という行事が広まったのです。
線香とヒラウコー
仏壇において「火を灯すもの」といえば、「ろうそく」以外に「線香」があります。特に沖縄では横に平べったい「ヒラウコー」と呼ばれる「線香」もあります。宗派によって線香のあげかた(火を灯す線香の本数や、線香の立て方など)は異なります。
一般的には、仏壇の前で一礼をし、用意された線香に火を灯します。その際、ろうそくの火を用いるのが正式な手順で、ライターなどから火を付けるのは本来はNGです。
線香を香炉に立て、鈴(りん)を鳴らしたあと(鳴らす回数は宗派によって異なる)、手のひらを合わせます。沖縄だとウートートーしますね。そして、最後は一礼します。
これが線香をあげる際の一連の流れですが、宗派によってはさらに細かい作法やマナーがありますので、自分なりに調べてみるといいでしょう。
本来、線香に火を灯すのはろうそくの火を利用するのが正しいといいましたが、最近ではチャッカマンなど火を付けるアイテムを利用するところも多くなっています。
また、ろうそくや線香などもLEDタイプのものが普及し、「火を使わず線香をあげる」家庭も増えています。
特にマンションなど集合住宅では、ろうそくや線香から出る煙で火災報知器が反応してしまうなどのトラブルが起こってしまう事があり、LEDタイプのろうそくや線香を使う家庭も増えているようです。
線香をあげる理由
線香を香炉に立て、手を合わせる。普段、特に意識せずにこの流れでご先祖様に手を合わせていると思いますが、線香をあげる理由を考えたことはあるでしょうか? その理由は主に3つあると言われています。
まず1つめ。これは故人が亡くなって49日を迎えるまでになりますが、「死後の人間が食べるのは香りだけであり、善行を行った死者は良い香りを食べる」とされています。これは、仏教の経典の中に記述されている内容です。
ひらたく言えば「仏教では線香を故人の食べ物としている」と考えられており、これを「食香」と言います。本来、線香は故人が49日を迎えるまでその火を絶やさぬようにするのですが、その理由が「食香」にあるわけです。
線香をあげる理由2つめは、「身を清め、周りを浄化するため」です。火にはその周りを浄化する作用があると言われており、線香に火を灯すことで仏壇周りは浄化され、また、線香をあげる人の身も清めていることになるのです。
特にお盆ではご先祖様がこちらの世界に降りてきています。仏となったご先祖様に対峙する時はこちらの身を清めておく必要があり、その役割を線香が担っているというわけです。
線香をあげる理由3つめは、「ご先祖様と意思疎通を図るため」です。仏教では、生きている人間と故人は、線香の煙を通して会話すると言われています。線香がないと、ご先祖様にこちらの意思を伝えることができないのです。
まとめると、「故人が香りをたべるため」「周囲や自身を浄化するため」「故人と意思疎通を図るため」の3つが、線香をあげる理由となります。
沖縄では細長い線香が横にくっついた「ヒラウコー(平御香)」を使いますが、こちらもヒラウコーから出る煙によって、故人と繋がりを持てると言われています。
また、沖縄では旧盆最終日、外に出てヒラウコーを炊きます。その煙を天にまでのぼらせる事により、ご先祖様はそれを道しるべとして天へ帰って行くのです。
というわけで、今回は仏壇で目にする「火」関連のお話をしました。ろうそくや線香、特に沖縄ではヒラウコー。これらに火を灯す理由をわかっていただけたと思います。
普段なにげに線香に火を灯したり、香炉に立てたりしていると思いますが、「何故、こんな事をするのか?」まで知っていれば、「今、ご先祖様と意思疎通が出来ているんだな」と思う事ができ、より深くご先祖様と繋がれたような気になれると思います。
今年の旧盆は例年より少しだけ、線香やヒラウコーを気にかけてみるといいでしょう。
マルキヨ製菓は沖縄の皆さんがつつがなく旧盆を行えるよう、お供えお菓子の面で頑張りたいと思います。今年の旧盆は是非、マルキヨ製菓のお餅やお菓子をご先祖様にお供えください。
今回はこの辺で。
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