旧盆まとめ
2023年08月29日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。昨日から旧盆がスタートしましたね。天気も良く、ご先祖様も気持ちよくこちらの世界へ降り立つ事が出来たでしょう。
今日は旧盆2日めのナカビ(中日)で、ご先祖様と共に過ごす日です。明日が旧盆最終日のウークイで、各家庭でウチカビを燃やしていることでしょう。ご先祖様が再びグソー(あの世)へ戻るまで、しっかりおもてなしをしましょう。
マルキヨ製菓は今日もお菓子作りを頑張っています。県内各スーパーからの注文に対応するため、明日も朝から頑張りますよ。
今回はこれまでに掲載した旧盆関連記事びまとめとなります。旧盆で気になる事があれば、こちらからチェックして下さい。
旧盆用のお供えお菓子
前回は旧盆用のお供えお菓子を紹介しました。「レモンケーキ」や「紅白かるかん」などの定番商品から、今年は「マフィンセット」も参入していますよ。
多種多様なマルキヨ製菓のお供えお菓子を是非、チェックして下さい。
⇒【旧盆用のお供えお菓子】
今年の旧盆は
「菓子セット」(いくつかの種類があります)と
「マフィンセット」がオススメです。訪れた親戚にも食べてもらいやすいお菓子です。
お餅もたくさんの種類がありますので、こちらも是非、お供えしていただければと思います。もちろん、3時のおやつとしてもオススメのお菓子たちです。
旧盆関連記事
以下、旧盆関連記事の概要とリンクです。
今年の旧盆の日程はこちらで確認しましょう。
⇒【今年(2023年)の旧盆】
お盆の期限は、お釈迦様とその弟子の間にあるエピソードに由来します。
目連は釈迦の弟子。目連の母親は生前、人に迷惑をかけまくったため地獄へ落とされます。目連は自らの持つ神通力によって、地獄で苦しむ母を救おうとしますが、うまくいきません。
困り果てた目連は、師匠である釈迦に相談しました。釈迦は「己の母だけでなく、その母と同じように苦しむ人も助けよ」とアドバイス。目連がアドバイスに従った結果、母の苦しみを取り除く事が出来たのです。
⇒【釈迦の教え】
「盆」は中国由来の行事で、日本に伝わったのは飛鳥時代。今から1400年以上も前です。ただし、一般庶民にこの行事が広がるのは江戸時代になってから。「ろうそく」が安価になったのが要因と言われています。
また、「盆」という言葉の語源は「逆さづり」を意味するサンスクリット語「ullambana(ウラバンナ)」です。その発音に対応する漢字をあてはめたものが「盂蘭盆(うらぼん)」であり、略して「盆」と言うのです。
⇒【盆は中国から伝わった】
旧盆の時期になると、沖縄各地で見られる「エイサー」。そのルーツは福島県の「じゃんがら念仏踊り」にあると言われ、それに経文をつけて広めた人物が、福島県出身の僧「袋中上人(たいちゅうしょうにん)」です。
もともとは中国へ行く予定だった袋中上人ですが、その許可が下りず琉球へ滞在していました。その間、琉球発展のため尽力した人物でもあります。
⇒【袋中上人】
「エイサー」という言葉は、念仏歌謡の中に出てくる囃子詞(はやしことば)「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー」から来ていると言われています。
エイサーを踊る集団の中で、ひときわ目立つ踊り手「チョンダラー」。「京太郎」と書いて「京からやってきた者」という意味を持ちます。エイサーの盛り上げ役となる「チョンダラー」は、重要なポジションなのです。
⇒【エイサー】
「盆踊り」の起源は平安時代の「踊り念仏」と言われています。鎌倉時代の僧で時宗の開祖である一遍は、各地で「踊り念仏」を広めていきました。
やがて念仏を唱える事が主体の「踊り念仏」から、踊ることが主体の「念仏踊り」に変遷。宗教面は薄くなり、エンターテインメント性が強くなります。日本各地で、盆の時期に踊る「念仏踊り」が「盆踊り」として定着していきます。
⇒【盆踊り】
正月の時に子どもへ渡すのがお年玉なら、お盆の時に渡す「お盆玉」というのもあります。ここ最近の風習ですが、その起源は東北の一部地域にあった風習だと言われています。
いったい、どれぐらいの人がお盆玉を渡すのでしょうか? そして、渡す金額はどれぐらいなのでしょうか? 気になるお盆玉事情をチェックしましょう。
⇒【お盆玉最新情報】
沖縄で行われる旧盆は、旧暦7月13日~15日となっていますが、本土では新暦8月13日~15日で行います。旧暦で盆を行うのは沖縄と鹿児島の一部地域のみ。
旧暦だと7月に行うお盆なのに、新暦だと8月に行います。その理由は2つあります。旧暦と新暦の季節的なズレを修正する「月送り」、そして8月15日が終戦記念日であることです。
旧暦7月7日は「旧の七夕」と呼ばれる行事の日です。新暦で行う七夕とは全く違い、織姫や彦星、短冊に願いごとを書いたりする事はありません。いわゆる旧盆に向けて準備を進める日で、300年以上前の琉球王朝でも国王がこの行事を行っていました。
また、その日は「七夕日なし」ともよばれ、日取りなどに制限がある仏壇やお墓の移動などは、その日取りを気にしなくてもよいという特別な日です。
⇒【旧の七夕】
旧盆ではご先祖様があの世へ戻る時、ウチカビを燃やします。この風習も中国由来。中国では「この世にあるものを燃やせば、あの世でも使える」という考え方があるのです。
中国や台湾、韓国、ベトナムでも紙のお金を燃やす風習がありますが、日本では沖縄と奄美の一部地域だけです。
⇒【ウチカビ】
明日のウークイでは、沖縄のたくさんの家庭がウチカビを燃やしていることでしょう。
お知らせ
マルキヨ製菓は旧盆明けの2日間はお休みをいただきます。旧盆は非常にタフな行事であるため、先日の土日も返上でお菓子を作り続けてきました。今週木曜・金曜はお休みし、土曜日からまた業務再開となります。本ブログも金曜日はお休みします。
9月はまた3つの行事が控えています。旧盆が終わったら「シバサシ」や「十五夜」、「秋彼岸」の行事に向けて頑張る予定ですので、よろしくお願いします。
現在、旧盆を行っている家庭がいい形でご先祖様と過ごし、そして明日、気持ちよく送り出せる事を心から願っております。
今回はこの辺で。
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