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旧暦8月の行事④

2022年10月4日

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。10月最初のブログ更新となります。2022年も残り3ヶ月を切っています。「光陰矢のごとし」という慣用句が頭をよぎる10月です。

 

今日の最高気温31度で、沖縄はまだまだ30度を超える日が続きそうです。今日も朝から青空も広がり、少しどんより雲は見えるもののいい天気となっています。

 

今日は旧暦の世界では9月9日、重陽の節句となっています。先月より、火曜日は旧暦8月の沖縄の行事を紹介しています。新暦では10月、旧暦でも9月になってしまいましたが、今回もいくつか沖縄独特の行事を紹介しましょう。

 

バックナンバー

多良間島で五穀豊穣を祈願して踊られる「八月踊り」。同じく勝連町津堅島で五穀豊穣を祈願した「八月遊び」の中で踊られる「トーウドゥイ」。県内各地で行われる魔除けの行事「ヨーカビー」。豊年祭などで演奏される「ルジカク」についてお話ししています。

⇒【旧暦8月の行事①

 

実は沖縄にも獅子舞の文化があり、沖縄各地には獅子舞が150~200頭ほど保存されていると言われています。「操り獅子」という独特な獅子舞は、日本でもこの沖縄だけにしかない珍しいものです。

⇒【旧暦8月の行事②

 

那覇市天久にあるサチヒージャー(崎樋川)のウタキをまわる「サチヒージャーウガミ(崎樋川拝み)」という行事も旧暦8月にあります。伊江島ではヤマトの歌や踊りを取り入れた独特の芸能が代々継承されており、旧暦8月15日、神に奉納するための踊りとして披露されました。

⇒【旧暦8月の行事③

 

マストリャー

旧暦8月15日、宮古島の上野村(うえのそん)野原(ぬばり)で行われるのが「マストリャー」と呼ばれる豊年祭です。約300年前に始まった伝統行事であり、1977年には国の無形民俗文化財に指定されています(市の無形民俗文化財にも指定)。

 

「マストリャー」は「升取り」という意味。当時の人頭税である穀物を「升取屋(ますとりや)」と呼ばれるところに納めていた事に由来する言葉です。納税が終わった喜びと翌年の豊年祈願を、大勢の男女による舞踊で表現します。

 

当時は過酷な人頭税を課せられていた時代。「升取屋」へ税を納め終わると、人々は税からの解放で大いに喜びました。税を納めた喜び、その年の収穫への感謝、翌年の豊年祈願を踊りで表す、それが「マストリャー」と呼ばれる行事です。

 

旧暦8月15日の午前、女性陣が村のウタキを訪れ、地域の繁栄を祈願します。夕方になると、かつて税を納めた場所である升元(マスムトゥ)に男性陣が現れ、宴会をスタートさせます。

 

「子(ねずみ)組」「寅(とら)組」「午(うま)組」「申(さる)組」の4つの升元(マスムトゥ)があり、そこで酒を飲みごちそうを食べながら、豊作を祝います。

 

そして、21時を過ぎると公民館に集まり、そこでは白い衣装に鉢巻きをした5人1組の男性グループが舞踊を披露します。棒を手にした踊り手達は、ホラ貝や鐘(かね)のリズムに合わせてそれをダイナミックに振り、かけ声をあげながら踊りを披露します。

 

その後、着物姿で鉢巻きをした女性陣が列を作って登場。前列はクバの葉で出来た扇をゆっくり振りかざす舞を披露し、後列は竹を鳴らしながら舞を披露し、それらの踊りを奉納します。

 

最後は参加者全員で円陣を作り、手足を振って声を合わせる宮古島の伝統的な踊り「クイチャー」を奉納して終了となります。

 

沖縄本島の方は知らない方も多いかもしれませんが、宮古島では約300年も続く伝統行事として、地元の人にはよく知られた行事となっています。

 

ターファークー(打花鼓)

中城(なかぐすく)村には伊集(いじゅ)という地域で、旧暦8月15日に不思議な踊りが披露されます。中国風のきらびやかな衣装を身にまとい、中国風のメイクをした踊り手が、飛び跳ねるなどのアクロバティックな踊りを披露します。

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写真は中城城(なかぐすくじょう)。「ターファークー」と呼ばれる独特の踊りは、中国から帰化した人たちによって伝わった踊りで、不思議な事にその踊りは沖縄件中城村伊集でしか見られません。何故、伊集でしか見られないのでしょうか?

 

時をさかのぼること1392年、明(現在の中国)の洪武帝の命により、閩(びん)の国(現在の福建省)より琉球へ、航海・造船等の技術を持った人々が派遣されました。琉球に降り立った彼らは外交文書の作成や通訳、交易を担い、琉球王国の繁栄を支えました。

 

1392年以降も約300年にわたって福建からの渡来した人々や、首里・那覇士族から迎え入れた人達も含め、彼らは「久米三十六姓」と呼ばれるようになりました。

 

「ターファークー」はその久米三十六姓が、那覇の久米村に伝えたと言われています。久米村では毎年、琉球王府の役人を招いて宴が開かれ、そこで「ターファークー」が披露されていました。

 

その宴に参加していた伊集出身の者(王府に奉公していた「ナーファヌヤー」(那覇の家)という屋号の男)が踊りを覚え、それを地元に伝えました。

 

後の廃藩置県により、久米村での王府役人接待は廃止。伊集では「ターファークー」が代々伝承されたため、現在ではその地域でしか見られなくなりました。

 

毎年旧暦8月15日、中城村伊集にある拝所(うがんじゅ)「伊集ノロ殿内」に舞台が用意され、そこで「ターファークー」が披露されます。

 

中国風の衣装、中国風のメイクで登場した若者達が登場。六尺の長い棒を手にした者、笛や拍子木、ドラやシンバルなどの楽器を持った者ら11人が舞台上に姿を見せます。やがて楽器が演奏されると、踊りがスタート。

 

楽器を持った者も飛び跳ねたり、体を反らせたり、激しい動きを見せたりと、アクロバティックな踊りを披露。かなり体力を使う踊りのようで、担当する者は25歳ぐらいまでの若者だそうです。

 

これらの踊りは、中国の役人に舞踊を披露している様子を再現していると言われています。

 

今回は宮古島の「マストリャー」、中城村伊集の「ターファークー」を紹介しました。地域外の人だと知らない人も多いかなと思います。沖縄各地に独特の伝統行事・伝統芸能が残っており、かつての琉球が芸能大国だったことを感じさせます。

 

今回、色々調べてみて「こんな行事もあるんだな」と思いましたし、旧暦8月の行事はまだあるので、このシリーズはあと少しだけ続きます。

 

10月はハロウィンの行事があるマルキヨ製菓ですが、実は2ヶ月以上後にやってくる「ムーチー」という大きな行事に向けても準備を開始しています。沖縄の色々な行事を支えるため、年内いっぱい走り続けるでしょう。

 

まだまだ暑い沖縄。暑さにやられないよう、頑張っていきましょう!

 

今回はこの辺で。

 

平日は毎日更新。Facebookもよろしくお願いします。

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