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十五夜(ジューグヤ)

2016年09月12日

こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。最近は不安定な天気が多いですね。台風も新たに発生しているとか? 天気予報には十分気をつけたい今週です。

 

天気を気にするにはもう1つ理由がありまして、今週は十五夜がやってくるからです。沖縄の言葉では「ジューグヤ」と言いますが、いわゆる「中秋の名月」と呼ばれ、1年の中でも最も月が映える日だとも言われています。

 

「十五夜と言えば?」という質問に、みなさんはどう答えますか? 多くの人は「お月見」と答えるのではないでしょうか。文字通り「月を見て楽しむ」風習ですから、月の満ち欠けで暦を刻む旧暦で「十五夜」は制定されます。

 

つまり沖縄県外でも、「十五夜」は旧暦の8月15日に行われるのです。普段から旧暦で行事を行うウチナーンチュからしたら、「え? 県外の方も、旧暦で?」と不思議な感じがします。

 

ちなみに旧暦ではなく、新暦の9月15日で「十五夜」を行う地域もあるそうですが、今年(2016年)は「旧暦の8月15日」と「新暦の9月15日」は全く同じ日。従って今年は日本全国、一斉に「十五夜」となるわけです。

 

さて、いわゆる「月を愛でる」行事「十五夜」は、いつから行われているのでしょう? 「お月見」の起源はよくわかっていないそうですが、中国の宮廷行事が起源ではないかと言われています。

 

「お月見」、いわゆる「月を見ながら楽しむ会」は奈良時代、中国から日本に伝わり、まずは貴族の間で徐々に広まります。平安時代の頃にはすでに「月を観賞する宴(うたげ)」が定期的に開かれていますが、この頃の貴族の月の愛で方は、今のそれとはちょっと違っていたようです。

 

舟に乗り、池や杯に映った月を見ながら、シャレた歌を詠む…。まぁ、なんとも風流といいますか、貴族らしい優雅な「お月見」ですね。もっとも、直接月を見ていませんが。

 

江戸時代では「収穫祭」という位置づけで、一般にも「お月見」が親しまれるようになったそうで、今に至るわけです。

 

ちなみに沖縄では十五夜の日、仏壇に線香をあげたり、ウタキ(御獄)に詣(もう)でて、手を合わせます。この時期は、農作物の収穫が終わる頃であり、豊作である事を感謝し、さらに翌年の豊作祈願もするのです。

 

糸満では毎年大綱引きが行われるなど(もちろん今年も9月15日に開催)、県内各地では青年会が道ジュネー(踊り練り歩く事)をしたり、地域ごとに綱引きや踊りといった余興が開かれます。

 

ちなみに沖縄では「ジューグヤ(十五夜)」の事を「ウチチウマチー(お月お祭り)」とも言います。

 

さてさて。十五夜のお供え物といえば「月見団子」ですよね。白くてまん丸の月見団子は、もちろん「満月」を表しており、これを食べる事で健康と幸せが得られると考えられています。だから、団子はどんどん食べましょう!

 

ちなみにこの団子の大きさは、直径約4.5cmぐらいというのをご存じでしょうか? これは昔の日本が「長さの単位」として使っていた「寸」で考えると、その謎が解けるのです。

 

1寸は約3cm。という事は、4.5cmは、1.5寸になります。「十五夜」→「15」→「1と5」、という事で1.5寸なんですね。

 

また、全国的にはこの時期、イモ類の収穫時期でもあるので、収穫に対する感謝と翌年の豊作の祈願という事でサトイモやサツマイモもお供えしたりします。「十五夜」が「芋名月」と呼ばれるゆえんです。

 

ちなみに沖縄では「芋」ではなく「ふちゃぎ」をお供えするのが一般的。小豆をまぶしたお餅を「ふちゃぎ」と言いますが、マルキヨ製菓では、この「ジューグヤ(十五夜)」に向けて、「ふちゃぎ」と「みたらし団子」を製造します。

 

「ふちゃぎ」は「甘ふちゃぎ」と「塩ふちゃぎ」の2種類があり、どちらも人気商品なのですが、賞味期限の関係で現時点ではまだ画像を載せる事ができません。そこで、これらのお菓子について、あさっての水曜日、ブログで紹介したいと思います!

 

毎週月・木の更新のこちらのブログですが、今週は今日月曜日と水曜日でお送りいたします。

 

是非とも、美味しい「ふちゃぎ」や「みたらし団子」をブログでチェックして頂いて、9月15日の十五夜にはこれらを食べて欲しいですね。

 

最後に蛇足になってしまうかもしれませんが、月が好きな私から1つ情報を。

 

地球と月、太陽との位置関係で、地球から見える月は欠けたりまん丸に見えたりするわけですが… 地球の自転周期がジャスト24時間ではないのと同じで、月の満ち欠け周期は、必ずしも旧暦とぴったり一致するわけではありません。

 

従って、天文学的に「満月」となるのは、実は9月17日なんですね、今年は。だから「十五夜」の楽しみ方としては、15日に「今日は十五夜だ!」として団子を食べたり、月を眺めたりする。

 

16日は「満月イブだ」と思って、月を眺める。さらに土曜日の17日が「満月のピークだ!」という事で、またまた月を見ながら、一杯飲んだり、美味しい食事をしながら楽しむ。

 

旧盆が「ウンケー」「中日」「ウークイ」と3日あるように、十五夜も「十五夜」「満月イブ」「満月!」と3日楽しむという提案ですが、いかがでしょう?

 

新たな台風も発生するなど天気が気になるところですが、皆さんが15日にいい形でお月様を眺められるよう、午後も一生懸命仕事を頑張りたいと思います。

 

今回はこの辺で。

【マルキヨ製菓 CM①】

 

【マルキヨ製菓 CM②】

 

 

mozu08

 

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