ニヌファブシとウマヌファブシ
2015年11月23日
こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。今日の沖縄、少し気温が落ちたかなぁと思いますが、外を歩くと、まだまだ日差しが強い。やはりクーラーはまだまだ必須です。
さて、世の中は3連休ですが、自分は土日月と、朝からみっちり働いておりますよ! 今日は1つ、星にまつわる伝説を紹介しようかなと思います。
北極星。言わずと知れた、北の方角に見える地球の自転に影響されず、ほぼ動かない位置にとどまっている星ですが、沖縄の言葉では「ニヌファブシ」と言います。また、いて座の中にある明るい6つの星・南斗六星の事を、沖縄の言葉でウマヌファブシと言います。
実はこのニヌファブシとウマヌファブシは、沖縄の伝説によれば夫婦という事になっています。今回は、そんな話をしてみたいと思います。
昔むかし、北の空に輝くニヌファブシ(北極星)は、南のいて座の方向に輝くウマヌファブシ(南斗六星)に一目ぼれをし、告白をしました。その思いは見事成就し、ニヌファブシとウマヌファブシはめでたく夫婦になることができました。ちなみにニヌファブシが夫、ウマヌファブシが妻です。
やがて妊娠したウマヌファブシは「どこで出産しましょう?」と悩みます。ウマヌファブシのようにキラキラ輝く子供を産みたいと思っていたウマヌファブシは、出産場所について天帝(天の神様)に相談することにしました。
相談を受けた天帝は「あの美しい島がいいだろう。島の南側はサンゴ礁がたくさんあり、きらきら光る星の子供たちを産むにはふさわしい場所だ」と言って、竹富島を指さしました。
ウマヌファブシは竹富島に降り立ち、そこでたくさんの星の子供たちを生み落としました。ところが、それに大激怒したのが海を治めている竜宮の神様。「私の断りもなく、海を汚すとは何事ぞ!」と怒りに怒る竜宮の神様。実は天帝が「ウマヌファブシが、竹富島でお産をする」ということを、竜宮の神様に伝えていなかったのです。
怒った竜宮の神様は、自分の使いである大蛇を呼び寄せ、ウマヌファブシの星の子供たちを襲わせました。逃げ惑う星の子供たちですが、キラキラ光っていたため、どこに逃げてもすぐに見つかり、すべての子供たちが大蛇に食べられてしまいました。
食べられた子供たちの骨は小さな星砂となり、海を漂った後、島の東側の砂浜へと打ち寄せられました。これが竹富島の砂浜で有名な「星砂」の始まりだといわれています。
話はまだ続きます。その一部始終を見ていたのが、東の浜の神様。食い殺されてしまった星の子供たちを哀れに思い、その亡骸である星砂を拾い集め、香炉に入れました。祭りのとき、人々が線香をたくと、星砂は線香の煙と一緒に天へと昇り、母親であるウマヌファブシに出会うことができました。
南斗六星の周りに見える小さな星々は、その子供たちである星砂だということです…
とまぁ、以上が「竹富島の星砂」にまつわる伝説です。竹富島の星砂はけっこう有名ですが、実際の星砂は「有孔虫(ゆうこうちゅう)」という殻をもった単細胞生物の死骸なので、どことなくその伝説と結びつく気がしますね。
お土産品店には必ず小瓶に入った星砂が売られています。昔、北海道に住んでいたころ、沖縄からお土産を持っていくときは、この星砂はかなり人気があったのですが…
まさか、それにまつわる起源に、こんな悲しいお話があるなんて… ちょっとさびしくなっちゃいましたね。
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世の中は連休を謳歌しているでしょうが、仕事で頑張っている人、受験勉強で頑張っている人もたくさんいるでしょう。今年もあと1か月と1週間ですが、常に誠実に頑張っていきましょう!
今回はこの辺で。
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