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古宇利島(こうりじま)の伝説

2015年10月15日

こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。今日の沖縄も、日差しが強い! 洗濯物がよく乾きます。笑

 

先日、車を走らせていたところ、カーラジオから流れていたFMの番組で「古宇利島(こうりじま)」の話題が出てきました。沖縄本島北部にある島なんですが、島へ繋がる大橋を車で渡ると絶景が飛び込んでくる素敵な所です。

 

綺麗なすみわたる青色の海と、どこまでも続くような空。天気がよければ、まさに「これぞ沖縄!」とでも言うべき光景を目の当たりにできます。私も年に4~5回は、そこへドライブに行きますよ。

 

ちなみに古宇利島は別名「恋島」とも呼ばれ、「カップルでいくと、うまくいく」という都市伝説があります。ラジオではそんな話をして、定番のデートコースですよと紹介していました。

 

沖縄のあまりメジャーでない観光名所の1つと言ってよいでしょう。そんな古宇利島には、琉球人の祖先に繋がる伝説がありますので、今回はそれを紹介しましょう。

 

昔々… この世の始まりの頃、古宇利島に男の子と女の子が降り立ちました。毎日裸で暮らしている二人は、天から降ってくる餅をを食べて暮らしていました。その餅は、天にいる神が降らせたものです。

ある時、知恵をつけた2人は、天から降ってくる餅を蓄えるようになりました。するとそれを知った神様は、餅を降らせるのをヤメてしまいました。2人は何度も天に向かって、餅を降らせてくれと懇願しましたが、2度と餅が降ってくる事はありませんでした。

蓄えの餅も尽きて、お腹が空いた2人。仕方なく食べられる物を探すため海岸へ行って貝などを取り、それを食べるようになりました。これは「人は働いて必要なものを得るべし」という戒めの意味も込められているそうです。

ある日のこと、2人は、浜辺でジュゴンが交尾するのを見ました。この時初めて男女の性差を知り、裸でいる事が恥ずかしくなり、2人はクバの葉で陰部を隠すようになりました。

 

これが「人は物を身にまとう」起源となり、ジュゴンの交尾を見た事で「子孫の作り方」を知ったとも言われています。

 

やがて2人の間に子供達が生まれ、その子供達が琉球人の祖となった… つまり、全ての琉球の人々のルーツは、古宇利島に降り立った男の子と女の子というわけです。 

 

この話、アダムとイブのそれによく似ていますよね。「アダムとイブ」伝説は、世界各地に似たような話が残されており、今回紹介した古宇利島の神話は、まさに「琉球版アダムとイブ」と言えるものです。

 

ちなみに、兄妹はその後、離ればなれになります。兄は古宇利島に残り、妹は塩屋という場所へ移り、そこに住むようになりました。

 

妹が移った塩屋を女神、兄が残った古宇利島を男神として、2つの地域の安全祈願や豊穣などを祈る「ウンジャミ」という行事が、沖縄では行われます。この「ウンジャミ」については、またいつかお話ししましょう。

 

1組のカップルが子供を作ったという事で、古宇利島は別名「恋島」とも呼ばれています。私も何度か古宇利島をドライブしていますが、古宇利島大橋を渡る時の「海の美しさ」が何とも言えません。芭蕉布の「海の青さに 空の青~♪」と歌いたくなる、そんな美しさを感じる事が出来ます。

 

古宇利島は美ら海水族館とも近いため、もし沖縄観光に来る機会があれば、是非とも訪れて綺麗な海や空を堪能して欲しいです。カップルで行くなら、別名「恋島」が、2人の縁の結びつきを強くしてくれますよ。笑

 

今回はこの辺で。

 

mozu08

 

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