ムーチーの季節
2026年01月16日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日は朝からいい天気。お昼ごろには雲一つない空一面の青空が映えています。こんな澄んだ青空、今年見るのは初めてです。いつ以来の快晴でしょうか。
10日後には「ムーチー」というマルキヨ製菓にとっては大きな行事がやってきます。今回はその「ムーチー」に関するお話をしましょう。
今年(2026年)の「ムーチー」はいつ?
「ムーチー」は旧暦で行われる沖縄独特の行事の1つ。次に紹介する伝説と関係し、毎年旧暦12月8日に行われます。
新暦でいうと、1月26日の月曜日がその日にあたります。なので、マルキヨ製菓は前日の日曜日にもその準備に追われることになります。
マルキヨ製菓には「三大忙しい行事」というものがあります。それが「シーミー」「旧盆」「ムーチー」で、それぞれ忙しさの質が異なります。
「シーミー」は約1ヶ月続き、特に土日に集中してご先祖様の墓参りをする行事です。そのため、毎週土日に合わせてお供えお菓子を用意します。
「旧盆」は基本的に「ウンケー」「ナカヌヒー」「ウークイ」の3日に集中して、沖縄県内の多くの人がご先祖様に手を合わせます。3日集中型の行事で、たくさんの種類のお餅やお供えお菓子を用意します。
「ムーチー」は旧暦12月8日の1日だけで、沖縄県在住の方が一斉にムーチーを食べます。旧盆に比べれば用意するお餅の種類は少ないですが、1日集中型なのでその事前準備はかなり大変なのです。
ムーチー伝説
行事「ムーチー」といえば、沖縄に古くから伝わる伝説があります。その伝説を紹介しましょう。毎年紹介していますので、過去のブログから抜粋したいと思います。
~過去ブログより~
昔、首里の金城(かなぐすく)という所に兄と妹の2人兄妹(きょうだい)がいました。仲のよい兄妹でしたが、ある年、妹は結婚して久高島へ渡っていきました。
妹と離れた兄は鬼となりました(残された資料には鬼となった経緯の説明がありません)。大里村にある洞窟を拠点とし、周辺の家畜や小さな子どもを捕まえては食べてしまうのです。
「大里に鬼が出る」。そんな噂は大里の外にも広がり、やがて久高島にいる妹の耳にも届きました。「兄が鬼となり、家畜や子どもを食べている」と言われても、簡単には信じられない妹。
気になった妹はその真偽を確かめるため、兄の住む大里まで足を運びました。大里に到着すると、鬼が住んでいるという洞窟の中へ入って行きます。
中には家畜の骨が散乱し、奥にはとても大きな鍋がありました。そしてその鍋の中には人間の子どもが入って、グツグツ煮込まれていたのです。鍋の横には口が裂け、目は赤く輝き、牙を生やし、赤黒い毛に覆われ、まさに鬼の姿になった兄がいたのです。
鬼は妹と目が合うと、自分の妹である事を認識しつつ「こいつも食べてやろう」と思いました。結婚前の妹とは仲がよく、かわいがっていたのに、今の兄にとっては食べる対象に過ぎません。
妹もそれを感じとり、すぐにこの場を離れようとします。しかし走って逃げたところで、体格の良い兄にすぐ捕まってしまう。そこで妹は「用を足してくる」と兄に言って外へ出ようとします。
しかし、兄は「ここでやれ」と命令。しかし妹は「兄妹とはいえ、目の前で用をたす事は出来ない」と言い、外へ出ようとします。
兄は妹の手首に縄をつけて逃がさないようにしたあと、「用を足してこい。終わったら、ここへ戻ってくるんだ」と、妹を外へ出しました。兄は時々縄を引っ張り、手応えがあることから妹の存在を確認します。
「洞窟に戻ったら、食べられる」。そう確信した妹は外に出て縄をほどくと、大きな石にそれを結び付け、すぐにその場から走り去りました。
洞窟の兄は縄が石に巻かれてるとも知らず、手ごたえのある縄をひいて、妹を食べる事しか考えていません。しかし、いつまで経っても妹が戻ってこなかったため、兄は洞窟の外へ出ますが、妹はそこから逃げ去った後でした。
鬼(兄)から逃げのびた妹は、「あれはすでに兄ではない。これ以上、人様に迷惑をかけないよう、私が退治する」と決意します。とはいえ、相手は怪力の鬼。非力な妹が力で勝てるはずもありません。しかし、妹は賢く、鬼を退治するための戦略を立てます。
兄は餅が好きだった事から、「お餅の中に鉄を入れて食べさせた後に…」という作戦を立て、実行に移します。「鉄入りの餅」を持った妹は、昔兄妹で一緒に住んでいた金城に兄を呼びよせます。鬼退治を出来る場所が、そこにあるのです。
金城に呼び出された兄(鬼)は、目の前にいる妹に対し「スキあらば食べてやろう」と思っていました。妹は「綺麗な景色が見える所で、一緒に餅を食べましょう」と、言葉巧みに崖の上へ誘います。
崖の上で妹は自分用の普通の餅を取り出し、パクパク食べます。そして兄には「鉄入り餅」を差し出しました。餅好きの兄はそれを手に取り、口の中に放り込みました。しかし鉄入りなので、なかなか餅を噛み切る事が出来ません。
食べあぐねている兄に対し、突然妹は着物の前をはだけ、陰部が見えるようにしました。これもまた、兄を動揺させる作戦なのです。
妹の様子に気づいた兄は「お前の下はなんだ?」と問い、妹は「上の口は餅を食べる口。下の口は鬼を食べる口!」と言って下がはだけたまま、兄に迫っていきました。
かつて目の前で用を足すことをこばんだ妹なのに、「どういう事だ?」と動揺する兄。そんな兄を、妹は容赦なく崖の上から突き落とします。地面にたたきつけられた兄は転落死。こうして鬼のいなくなった大里の村には、再び平穏が戻りました。
~以上、過去ブログより~
旧暦12月8日は鬼退治した日
「ムーチー」は旧暦12月8日に行われる行事ですが、その日は「ムーチー伝説」において、鬼になった兄を妹が退治した日です。行事に関してのムーチーは、次の機会にお話ししましょう。
マルキヨ製菓は行事「ムーチー」に向け、その準備で大変忙しい毎日を過ごしています。例えばムーチーを包む葉っぱ「カーサ」を洗浄し、汚れを綺麗に拭き取る作業は大変骨が折れます。
さらにムーチーをカーサで包む作業は1つ1つが手作業。この作業を何万枚分行うわけですから、スタッフが肩や腰をトントンする光景も日常茶飯事なのです。
スタッフ一同、「ムーチー」の準備を頑張っていますので、その日は是非、マルキヨ製菓の「ムーチー」もご賞味下さい。
今回はこの辺で。
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