アカマタ伝説
2016年04月4日
こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。新年度、始まっちゃいましたね。今年度も気合いを入れて、お仕事を頑張りたいと思います!
さて、今週の土曜日ですが、旧暦の3月3日となります。「3月3日」と言えば【ひな祭り】ですが、旧暦の3月3日に沖縄で行われる行事といえば… 「浜下り」です。
そのまま読むと「浜下り(はまくだり)」ですが、ウチナーグチ(沖縄の言葉)で言うと「ハマウイ」となります。この日はニュースなどで、家族連れが潮干狩りをしている光景がよく流れます。
「浜下り(ハマウイ)」という行事については、次回くわしくお話しをするとして、今回はその行事の由来となった沖縄の伝説「アカマタ伝説」を紹介致しましょう。
むかしむかし… 首里城下のはずれに、1人の美しい娘がおりました。ある日、若い男がその娘を訪ねてきます。その男は、雨の日も風の日も、毎日娘を訪ねて2人は親しくなっていきました。
娘は「あなたのお名前は? どこからいらしたのですか?」と質問するも、男は答えることはありませんでした。いつしか娘は、その男の子供を身ごもってしまいます。それに気づいた娘の母親は「あの男は誰なんだい?」と尋ねるも、娘は男の名前すら知りません。
そこで母親は男の正体を探るため、1つの策を講じます。糸をつけた針を娘に渡し、男の髪にその針を刺すよう言いつけました。娘は言われた通り、気づかれぬよう糸を通した針を刺しました。そうとも知らず、男は夜明けには娘の家を離れ、どこかへと帰っていきました。
翌日、娘と母親は糸をたよりに歩いていくと、遠く離れた山の洞穴へとたどり着きました。洞穴を覗くと、そこにはアカマタ(ヘビ)がいるだけです。しかしアカマタの首には、娘が刺した針が光っていたので、2人は驚きました。男の正体は、ヘビのアカマタだったのです。
母親はいったん洞穴を離れ、ユタの家へと走り、そこでどうすればいいかのアドバイスを受けました。するとユタはこう告げます。
「3月3日の潮がひく頃に海へ行きなさい。浜に下りて(浜下り)砂を踏むのです。そして、潮水で娘の体を清めなさい。それで、アカマタのけがれを落とすことが出来ます」
母親は言われた通り、3月3日に娘を海へ連れて行き、言われたとおりの事をやりました。すると娘の体から、アカマタの子供が7匹流れ出ていき、海の底へと沈んでいきました。こうして娘は、もとの清い体に戻る事ができたのです。めでたし、めでたし。
以上が、いつの頃からか沖縄に伝わるアカマタ伝説です。そしてそれ以降、旧暦の3月3日になると女性たちは浜へ下り、身を清めるようになった…… それが「浜下り(ハマウイ)」の行事に、つながるのです。
次回のブログでは、この「浜下り(はまくだり)」の行事についてと、どんなお菓子を食べるのかを紹介します。
というわけで、今回はアカマタ伝説についてのお話でした。ちなみにアカマタは毒を持たないヘビなので、たま~にバラエティ番組で芸人さんがアカマタに噛まれるといったシーンを見る事があります。
無毒とはいえ、噛まれるとそこから雑菌が入って何らかの症状を引き起こす可能性はありますので、沖縄旅行の際に見かけても近づかないようにしましょう。
「アカマタ 画像」で検索すると、どんなヘビかを確認できますが、見た目はなかなかヤバいですので、普通の人は近づかないでしょう。小さなアカマタもいますが、バラエティにように「噛まれてみようぜ!」等と思わないように…。
今日は朝からどんより曇りがち。実は沖縄って、日照時間が47都道府県で最下位なんですよね。
参照 → 【年間日照時間ランキング】
天気は曇っていても、仕事に対しては気合いは十分です! 今年度も「誠実さ」を忘れず、たくさん仕事に励みたいと思います!
今回はこの辺で。
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