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大阪の陣、そして琉球

2015年12月21日

こんにちは、今日も最高気温25度の沖縄から、ブログ担当の仲宗根です。今年も残すところ10日だけですね。私は大晦日まで休みなくお仕事が入っています。頑張りますよ!

 

たまにブログでも公言していますが、私はNHKの日曜日にやる大河ドラマが好きで、今年も「花燃ゆ」は欠かさず見ていました。ネットニュースで視聴率がかなり悪かったとありましたが、個人的には非常に面白く、1年間、楽しめました。

 

今年の大河ドラマでは「志(こころざし)を持ち、行動につなげる」事の大切さを学びましたね。

 

そして来年、2週間後になりますが、今度の大河は「真田丸」。堺雅人が主演で真田信繁(幸村)を演じ、「軍師・官兵衛」以来の戦国時代が舞台となります。思えばもうすぐ終わってしまう今年は、大阪夏の陣(1615年)からちょうど400年の年でした。

 

そこで1つ、今回のブログではこの「大阪の陣」にまつわる琉球に関する伝説を紹介しましょう。

 

大阪の陣と言えば、徳川家康が豊臣家を滅ぼすために仕掛けた戦(いくさ)であり、豊臣秀吉の実子・豊臣秀頼は大阪城にて、これを迎え撃つ形を取ります。1614年冬の陣で一度講和を結ぶも、その際に大阪城の防御を弱体化させた徳川。

 

翌年1615年夏の陣にて、豊臣秀頼とその母で豊臣秀吉の側室であった淀殿は自害。この戦により、天下統一を果たした豊臣の血は断たれる事になりました。

 

しかし、その戦からまもなく、江戸だけでなく日本各地で「とある噂」が囁かれます。それは「豊臣秀頼は生きていて、薩摩から琉球に渡った」というもの。この噂に大きく関わった外国人が2人います。

 

一人目はリチャード・コックス。長崎の平戸にてイギリス商館長をしていた彼は、これらの噂を日記に記していますが、「ただの作り話だ」と思っていたようです。しかし、その噂の詳細を記し続けていまして、その日記によれば「大阪城から脱出した豊臣秀頼は、薩摩から琉球に渡ったのではないか」という内容も記されています。

 

この噂まがいの情報は徳川家康の耳にも入ります。家康にこの情報が届く頃にはさらに詳細な情報(噂?)になっており、徳川秀頼は薩摩(鹿児島)から琉球に落ちのび、そこで新たな城を建設中であるというのです。

 

これらの噂は日本各地で「信憑性のある情報」として囁かれ、徳川幕府も無視できない程でした。実は「噂」が「単なる噂」にとどまらなかったのには、伏線があります。

 

まず、九州の薩摩藩は徳川幕府の手が届きにくい場所に位置していた事。さらに大阪から薩摩経由で琉球に渡るルートが実際に存在していた事です。そしてもう1つ、有力な情報を持っていた男が徳川家康に仕えていました。「秀頼が琉球にいる」という噂に信憑性を持たせた2人目の外国人ウィリアム・アダムスです。

 

アダムスはイングランドの航海士ですが、船が遭難し日本に漂着。家康に取り調べられるも、その人柄の良さに感服した家康に取り立ててもらう事になり「三浦按針(みうらあんじん)」という日本名を与えられます。

 

その後アダムスは、幕府に砲術や天文学の知識を授けるなど、家康の外交顧問として活躍します。彼は1614年、貿易でシャム(タイ)へ向かう途中、嵐にあったため、琉球へ立ち寄りました。当時は薩摩に征服されて間もない琉球ですが、アダムスはその地で「大阪から落ち延びてきた、身分の高い人物」が首里へ来ているという話を耳にしています。

 

その「身分の高い人物」の名前は記されていませんが、大阪から琉球へ落ち延びる事は可能だという事です。

 

アダムスが「大阪から来た高い身分の者が琉球にいる」という話を耳にしたのは、時期的に冬の陣と夏の陣の間。冬の陣で講和に持ち込んだとはいえ、大阪城を丸裸にされた秀頼が一度琉球に渡り、万が一の事を考えて琉球に拠点を置いて備えた… という事も考えられないでしょうか?

 

そして夏の陣で徳川に勝ち目が無いと悟った秀頼は、あらかじめ準備していた逃走ルートから脱出し、薩摩経由で琉球に渡った。秀頼は非常に聡明な男だったと言われていますから、「徳川に負けても、豊臣の血は絶やさぬ」として、そのような行動をとった事も十分考えられます。

 

徳川幕府は、薩摩藩を通じて琉球に「大阪から落ち延びた者を探しだし、見つけ次第、ただちに幕府へ引き渡すように」と通達しています。徳川が「豊臣はまだ生きている」と思っていた事が伺えますね。

 

果たして豊臣秀頼は大阪の陣で討ち取られていなかったのか? 琉球で生き延び、今も豊臣の血は生き続けているのか…?

 

織田信長しかり、源義経しかり。歴史に名を残し、戦いによって討ち取られた多くの武将には「実は生きていた」という都市伝説が存在します。牛若丸の名で有名な源義経は、兄である源頼朝によって奥州・平泉にて討ち取られますが、実は彼は生きていて、モンゴルに渡り、チンギスハンとなった… というのも有名な伝説の1つです。

 

色々な事を想像するのも歴史の楽しみです。笑

 

さぁ、今日も1日、仕事が忙しい。大晦日まで手を抜かず、誠実に頑張りますよ!

 

今回はこの辺で。

 

mozu08

 

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