タンナファクルー
2016年01月21日
こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。今日の沖縄は、朝からずっと雨が蕭々(しょうしょう)と降っております。気温はそんなに低いわけではありませんが、物憂げな雨空ゆえ、何となく肌寒い印象です。
さて、今日は旧暦でいうと12月12日。年末が近い時期です。そして12月といえば「ウガミ(拝み)」の月でもあります。
一般に旧暦2月・8月・12月は「ヤシチヌウガン(お屋敷の拝み)」の月です。以前、ムーチーの記事を書いた時に「2月は人にとっての事始め」と言いましたが、その2月、屋敷の神様に「今年もよろしくお願いします」とあいさつします。
8月はいろんなマジムン(悪いもの)がよってくるので、「マジムンがやってこないように」厄よけの意味を込めて、神様に手を合わせます。
そして12月は、「1年間家庭を守ってくれてありがとうございました」という意味を込めて神様に手を合わせるのです。
来週のブログでは「ウガンブトゥチ」についてくわしく解説しますので、今回のブログではウガンの際にお供えする人気お菓子を紹介します。たくさんの人気お菓子がありますが、今回はこちら。
「タンナファクルー」という、沖縄ではまさに「庶民のお菓子」といってよいお菓子です!
かつての琉球王家が「コンペン」という高級菓子を食していましたが、高級菓子ゆえ、庶民がコンペンを口にする機会はほとんどありませんでした。そこで登場したのが、この「タンナファクルー」です! このお菓子は、高級菓子「コンペン」の代用として開発された庶民のお菓子なんです。
タンナファクルーは「タンナファ」と「クルー」の2つの言葉に分けれらます。「タンナファ」はこのお菓子を開発した「玉那覇(たまなは)」さんという意味。そして「クルー」は「黒い」という意味です。
タンナファクルーは黒糖、いわゆる黒砂糖が使われるので、その「黒」が「クルー」にあたるという説と、玉那覇さんが色黒だったから「クルー」と名付けられたという説があります。玉那覇さんが色白だったら「タンナファシルー」となっていたかもしれません。笑
黒糖が使われているので、封を開けた時に香りがいいんです! 黒糖は、ほんのり「甘い」とわかるいい香りを漂わせるので、封を開けただけでも食欲をかなりそそられます!
食べてみると、意外と歯ごたえがあるんですよね。噛めば噛むほど、黒糖の素朴な甘みが口の中に広がり、思わず「次の1個」「また、次の1個」と、やめられない止まらない系のお菓子です。
お供え用のお菓子としてだけでなく、来客用にさしだすお菓子としても喜ばれると思います。もちろん「3時のおやつ」としても、間違いない味です!
そんなマルキヨ製菓のタンナファクルーは、12個入りで税込なんと324円(税抜300円)! 12個で324円ですよ! 1個27円という計算になります! さすがは庶民のお菓子、納得の値段設定ですね。
賞味期限は製造から30日と長いので、常備お菓子としても最適です。保存の際は高温多湿の場所、直射日光の当たる場所は避けるようお願いします。
値段も安い! 長期保存もきく! 黒糖の香りよし! 味もよし! お供え用、来客用、自分のおやつ用お菓子としても最適! まさにオールラウンダー。お菓子界の「内村航平」と言ってもよいぐらい、文句なしの庶民の味方「タンナファクルー」。
店頭で見かけたら、是非、手にとってみて下さい。この値段で、このボリュームとこの味、損はさせません!
さぁ、来週は今回軽く紹介した12月のウガミについて、「ウガンブトゥチ」という行事がありますので、くわしく説明する予定です。
次の日曜は、沖縄も最低気温が1ケタになると予報されています。ついに私も、長袖を身につける時がきそうです…。笑
それでは皆さん、寒さに負けぬよう、体調管理はしっかりとしてご自愛下さい。
今回はこの辺で。
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