読書の秋 ③
2016年10月17日
こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。そろそろ年末の足音が聞こえてくる今日この頃、毎日忙しくしております。
友達がいない私は、本や雑誌を読むのが趣味です。読書の秋、みなさんは何か本を読んでいますか? ここ最近のブログでは「読書の秋スペシャル(?)」という事で、私がブログを書く際に参考にしている本などを紹介しています。
【読書の秋 ①】では、沖縄の行事関連の本を紹介しました。
【読書の秋 ②】では、琉球史や伝説関連の本を紹介しました。
そして今回は、私がオススメするBEST3の本を紹介したいと思います!(需要があるかどうかは別として) まずは第3位!
ボーダーインク「目からウロコの琉球・沖縄史」(上里隆史著)。「琉球史」というと堅苦しく感じる人も多いかと思いますが、この本は琉球・沖縄に関する面白い話が満載。
こちらのブログでも例えば【大阪の陣、そして琉球】で「豊臣秀頼は大坂の陣で討ち取られておらず、琉球に落ちのびていた」という伝説を紹介する際、この本も参照にさせて頂きました。
1つ1つのエピソード紹介は2~3ページなので、非常に読みやすいですし
「卵で洗髪 王様シャンプー」
「働かないニート君は島流しにされた!」
「日本より100年早く伝わった鉄砲」
「UFO、那覇に現る!」
各エピソードのタイトルも、非常に興味をそそられます。未確認飛行物体が那覇上空に現れた時は大騒動になり、あの伊波普猷(いはふゆう)の話まで飛び出してきたり…(くわしくは本編にて!)。
どうです? 読みたくなりませんか? 琉球史というより、歴史の中に埋もれた面白いエピソードを紹介してくれるので、「歴史」という言葉を苦手にする人でも楽しく読める1冊だと思います!
次に第2位!
こちらは漫画になります。琉球新報社「首里城ものがたり 上下巻」(監修:又吉眞三、まんが:新里堅進)。こちら、初版が何と1992年。世界遺産にも登録されている首里城の歴史を、漫画を通して非常に詳しく学ぶ事ができます。
上巻は、群雄割拠の時代の尚巴志による三山統一、第一尚氏王党の終焉、そして第二尚氏王党の始まり、琉球王国の繁栄と続きます。下巻は薩摩侵攻、琉球処分、沖縄戦と、タイトルだけでも琉球・沖縄の苦難が伝わる内容となっています。
けっこう沖縄の人でも首里城の歴史を知らない人は多くいまして、首里城に行った事ないという人もいます。例えば、内地から沖縄に遊びに来た友達を首里城に案内する時など、この本は予習にもってこいだと思いますね。
20年以上も増刷を繰り返し「沖縄県学校図書館協議会」他、いろいろな推薦を受けていますので、漫画とはいえ非常に勉強になる上下巻の2冊です。大きめの本屋では見かけますので、まだ未読という方は是非!
そして個人的にオススメする本の第1位は
つい最近出版されたばかり、沖縄タイムス社「さきがけ! 歴男塾(レキオじゅく)①」(賀数仁然【かかずひとさ】著)。
あくまでも「個人的」に第1位という事で了承願います。というのも、私はこの賀数仁然さんのファンでして、彼が歴史監修しているローカルTV番組や,出演しているラジオ番組もチェックしているのです。
賀数仁然さんの発信した情報からたくさんネタを引っ張ってきて、こちらのブログでも紹介したりしています。とにかく非常に親しみやすく、わかりやすく、面白く、琉球の色々な話を伝えてくれる話術には、心より感服いたします。
以前より「本を出して欲しい」とラブコールを送っていまして(ラジオ番組で、何度か本を出して欲しいと投稿)、ついに彼の本が出たという事で,出版記念のトークライブ&サイン会にも行ってきた程。
この「さきがけ! 歴男塾(レキオじゅく)①」も、琉球の面白エピソード満載の本ですが、「目からウロコの琉球・沖縄史」と違い、非常になれなれしいというか親近感のある口語体で書かれているのが特徴。
目の前に作者がいて、面白琉球エピソードを語っているような雰囲気でスラスラ読めますし、その面白さが非常に伝わってくるんですね。個人的な「ひいき」もあるとはいえ、とにかく大絶賛の1冊です。早く2巻が出ないかと心待ちにしております!
ちなみにトークライブも沖縄のマジムン、伝説、琉球史と、非常に内容盛りだくさんで話してくれました。
ドンキホーテにいる魚の右目を食べたのは、7階のガジュマルに住むマジムン・キジムナーであろう話。
琉球は貿易で、意外とお金を儲けていた話。
戦国時代、織田信長が鉄砲を取り入れ、戦の形が変わりつつある頃、琉球はすでに大砲を備えていた話。
最後はゴジラ並に巨大な森のマジムンが、実は後期倭寇だったのではないかという大胆仮説の紹介までしてくれ、非常に心に響き、充実した時間を過ごしました。
1時間でしたが、観客の心をキャッチし、その場にいた皆がその話に引き込まれるトークライブでした。会場は満員御礼、サイン会も長蛇の列をなしていた事は、その人気ぶりを表してます。
余談ですが、生まれて初めてもらった人様のサインが…
賀数仁然さんです。笑
今回紹介した本は是非、沖縄の人には読んで欲しいですね。そしてあらゆる場面で、琉球にまつわるエピソードトークで盛り上げて欲しいなと思います。もちろん県外の人もこれを読めば、「沖縄って面白いぞ」と思う事間違いなしの1冊です。
というわけで3回にわたり、ブログでよく参照にしている本達を紹介させて頂きました。プライベートでは歴史系だけでなく、意外と理数系の本をたくさんも読んだりしています。
夜は少しずつ涼しさを感じる今日この頃。とはいえ、昼はクーラーの部屋から出たくありませんね。日中はまだまだ暑い沖縄、仕事は手抜きせずに頑張りますよ。
今回はこの辺で。
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