梅ヶ枝餅 【IOC:福岡編①】
2017年04月10日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。4月もすでに10日となりました。昨日、車を走らせていると、いろいろなところで【シーミー】をしている方達を見ましたよ。
この土日は晴れていたので、大勢の方が【シーミー】を済ませていたようです。例年、【シーミー】のピークは4月の中旬あたり。つまり、今度の土日も大勢の方がご先祖様のお墓に足を運ぶことが予想されます。
さて、個人的な話になりますが、3月31日から4月2日まで春休みを頂き、福岡へ旅行に行ってきました。ラーメンを食べたり、カニを食べたり、美味しいお菓子を食べたり、とにかく色々な所で、色々な物を食べ歩きし(2kgも太り)ました。笑
というわけで、今回は「色々なお菓子調査し隊」という組織を編成し(メンバーは私1人ですが)、
I=色々な
O=お菓子
C=調査し隊
略称「IOC」の隊員として、沖縄でもお土産コーナーで見られる福岡のお菓子から、ご当地でしか見られないであろうお菓子までリポートしてみたいと思います。
【マルキヨ製菓 CM①】
【福岡のお菓子① 梅ヶ枝餅】
まずは、福岡上陸初日
太宰府天満宮へ足を運びました。写真に写っているメインストリートを歩くと、色々な場所で
「梅ヶ枝餅(うめがえもち)」を目にする事でしょう。私はてっきり、梅が生地や中身に練り込まれているのかと思いましたが、食べてみると梅の酸味は全く感じません。
調べてみると、そのネーミングには菅原道真(すがわらのみちざね)公にまつわるエピソードが出てきました。
政争に負け、太宰府へと左遷されてしまった菅原道真公。上司命令で、道真公には食べ物を与える事も、口をきく事も禁じられていたといいますから、今で言うとどれだけパワハラ上司なんだよという話です。
さらにその住まいすら雨漏りがひどく、朽ち果てている場所すらある廃墟状態。まさに環境も身も心もボロボロだった道真公。
そんな不遇の状況に置かれた彼に手をさしのべたのが、その地域に住むとある老婆。安楽寺の門前で餅を売っていたというその老婆は、後に浄妙尼(じょうみょうに)と呼ばれる人物で、道真公に梅の枝を添えた餅を差し入れた…
調べてみたところ、この伝説にはいくつかのバリエーションがあります。
刺客に追われた道真公をかくまったとか…
軟禁状態の道真公に餅を渡そうと、梅の枝に餅をのせて格子の隙間から差し入れたとか…
道真公が亡くなった後、彼が好きだった梅の枝を添えて餅を墓前にお供えしたとか…
とにもかくにも菅原道真と言えば「梅」が有名ですが、彼に餅を差し入れた老婆の存在は伝説の中でも共通となっているようです。
こうやって他府県のお菓子にまつわる由来や伝説を調べると、面白いものです。
というわけで、さっそく買ってみました「梅ヶ枝餅」。餅の真ん中に梅の花びらの刻印が刻まれているのが特徴です。
見て下さい。中には、あふれんばかりの「あんこ」が入っているのです。この「あんこ」は「小豆(あずき)あん」でして、それが「もち米」と「うるち米」で作られた餅で包みこんでいるのが「梅ヶ枝餅」です。
いっけんすると「まんじゅう」と思われがちですが、「梅ヶ枝餅」は名前の通り餅、特に「あんこの入った焼き餅」です。この外側の生地が固すぎず柔らかすぎずでパリッと感があり、ちょうどよい歯ごたえなんです。
その「ちょうどよい歯ごたえ」の後にあふれてくる「小豆あん」がまさに絶品。実は私、去年も同じ時期に福岡へ訪れていて、その時も太宰府でこの餅を食べたんですよね。その味が忘れられなくて、今年もまた来たというのが真相です。
「小豆あん」を存分に堪能できるシンプルな餅ですが、「シンプル イズ ベスト」の代表格とも言える太宰府発祥のお菓子です。
天満宮のメインストリートでは、いたるところで「梅ヶ枝餅」を売っていますが、実はどのお店も「梅ヶ枝餅協同組合」に加入しているため、それを作る材料や製法、さらには値段まで統一されています。
なので、「どこが安いかな?」と探す必要はありません。「食べたい!」と思った時、目の前にあるお店で購入しましょう。どのお店でも1個120円となっていますよ。
この「梅ヶ枝餅」はお土産店でも売っていますが、現地の太宰府に行けば必ず、焼きたてアチコーコーを食べられます。アチコーコーだと外側の生地のもっちり+バリッと感はさらに引き立ちますし、アチコーコーで甘みを増す「小豆あん」も至福の味です。
間違いなくアチコーコーが1番美味しいので、福岡へ旅行する際は、是非、太宰府天満宮で「梅ヶ枝餅」を!
※ 私は福岡の回し者ではありません。
【マルキヨ製菓 CM②】
そして、ここからは沖縄のお菓子も紹介。【シーミー】の期間ですから、お墓参りした際、お供えするお菓子をざっと紹介しておきます!
エントリーナンバー1:【レモンケーキ】
フワフワ生地にコーティングされたレモンチョコが絶品です。
この銀色の包みは、沖縄の人なら見た事があるはず。これが、マルキヨ製菓の【レモンケーキ】です!
エントリーナンバー2!
【紅白かるかん】。こちらもお供え用のお菓子としては、非常に人気が高い。
個人的にも「かるかん、大好きなんです」と、よく耳にしますよ。お供え用お菓子としては、1位2位を争う人気お菓子となっています!
お次は、エントリーナンバー3!
【コンペン】です。ピーナツの練り込まれた「ピーナツあん」が絶品。
かつて琉球王朝がお客をもてなすために作っていた高級菓子。ハマる人は、ハマっちゃうクセになる味だと思います!
エントリーナンバー4!
【マドレーヌ】。和が並ぶお供え用お菓子の中で、洋の彩りをそえてくれます。フワフワ生地にシンプルな甘さが楽しめるお菓子となっています。
個人的にはちょっと温めて、蜂蜜なんかかけるとフレンチのデザートに出せそうな感じになってオススメです。
エントリーナンバー5!
【チョコマドレーヌ】。チョコ好きには間違いないのがこのお菓子。見ての通り、チョコ色に染め上がった生地と中身は、チョコ好きの胃袋を満たしてくれるでしょう。
温めるとチョコの甘みが増すので、もっと甘さを堪能したい人は是非温めましょう。
エントリーナンバー6!
【紅芋パイ】です!
全国菓子博覧会で金賞を受賞した実績もあります。個人的には、マルキヨ製菓のお菓子の中で1位2位を争うほど好きなお菓子です。
エントリーナンバー7!
【紅いもしっとりまんじゅう】。このお菓子は同業者、すなわちお菓子会社に勤めている人から評価が高いお菓子です。
見た目からはわからない、想像以上にもっちりした生地の中にはいった「紅芋あん」は、まさに相性抜群。
パッケージもかわいらしいので、箱買いもオススメです。
エントリーナンバー8!
【蒸しまんじゅう】です。
鮮やかな紅色は仏壇やお墓にも彩りをそえることでしょう。中のあんこもたっぷり。大きめのまんじゅうなので、見た目・質・量、の3拍子そろった美味しいまんじゅうです。
エントリーナンバー9!
くぼみに落とされた卵の黄身が素敵なアクセントを演出する【焼きまんじゅう】です。
中の「白あん」、これもまた絶品。こんがりついた焼き色、アクセントの黄身、中の「白あん」と3拍子そろったオススメお菓子です。
エントリーナンバー10!
おもち各種です。「あんもち」「よもぎもち」「きな粉もち」「きな粉よもぎもち」「紅芋もち」「黒糖もち」などがありますので、自分のお好みのおもちをお探し下さい。
エントリーナンバー11!
人気急上昇中の【お供え菓子セット】です。こちらは店舗によって収められているお菓子や値段が違いますので、近くのお店にあるセット内容を確認してみて下さい。
もうすでに【シーミー】を終えたという人、今週末に予定している人、ゴールデンウィークあたりに予定している人、様々でしょう。
これらのお菓子の中から、あなたが気に入るお菓子やお餅がきっとあるはず。このブログでチェックして、気になった方はスーパーで購入して下さい。
土日が晴れて、シーミー日よりになりますように。
今回はこの辺で。
【おまけ】
お菓子ブログですが、ちょっとだけ旅先で撮った写メも載せておきますね。
こういう家屋を見ると萌える私です。笑
菜の花畑もキレイでした。
色とりどりの花もまた、美しい。
春の訪れを堪能できる福岡の旅はまだまだ続きます。
というわけで、IOC(色々なお菓子調査し隊)福岡編の第1回は、「梅ヶ枝餅」でした。ちなみに福岡編は今回のように有名どころのお菓子から、現地スーパーでしか見られないようなご当地お菓子まで… まだまだたくさん紹介する予定なので、お楽しみに。
たまには沖縄を飛び出して、いろいろなお菓子をレポートするのもいいものですね。
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