【6月23日】 慰霊の日
2015年06月22日
こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。時々、雨が降ったりしている沖縄、あいかわらず暑い日々が続いていますね。私の周りでは、意外と風邪をひいている人が多いです。みなさんは、体調管理、大丈夫でしょうか?
さて、明日は6月23日。沖縄では【慰霊の日】と呼ばれる日です。戦後70周年にあたる今年ですが、ご存じの通り、沖縄は太平洋戦争において、一般住民を巻き込んでの地上戦が行われた日本で唯一の場所です。
20万人以上の人が命を落としたと言われますが、半数近くの9万人以上は兵隊以外の沖縄県民や子供達でした。沖縄の南部には「平和祈念公園」があり、その中には「平和の礎(いしじ)」と呼ばれる戦没者の名前を刻んだ碑があります。私も何度か訪れましたが、刻まれた多くの名前を見るたびに、心が痛みます。
平和祈念公園では、戦争に関する多くの写真や資料を目にする事が出来ます。独特で貴重な琉球の文化や自然なども、この戦争中に多くが破壊されてしまいました。私・個人は学生の頃、単純に「人を殺すのも、殺されるのもイヤ。戦争は絶対にイヤだ」と思ったものですが、今でもその思いに変わりはありません。
沖縄防衛第32軍司令官・牛島中将、そして参謀長の長勇中将が糸満の摩文仁(まぶに)で自決したとされるのが、1945年(昭和20年)の6月23日未明。この日が沖縄戦における日本軍の組織的戦闘が終結した節目の日であるとされ、後に「慰霊の日」に定められました。
沖縄戦戦没者の霊を慰め、平和を祈る「慰霊の日」。沖縄が本土に復帰する前は「休日」と定められ、沖縄県内の学校をはじめ企業等、この日はお休みでした。しかし1972年の復帰後は日本の法律が適用される事となり、「慰霊の日が休日である」という法的な根拠がなくなってしまいます。
そこで沖縄県では1974年(昭和49年)に、「沖縄県慰霊の日を定める条例」として「慰霊の日を休日」とする事にしました。以下はその抜粋です。
【沖縄県慰霊の日を定める条例】 昭和49年10月21日 条例第42号
沖縄県慰霊の日を定める条例をここに公布する。
第1条 我が県が、第二次世界大戦において多くの尊い生命、 財産及び文化的遺産を失つた冷厳な歴史的事実にかんがみ、 これを厳粛に受けとめ、戦争による惨禍が再び起こることの ないよう、人類普遍の願いである恒久の平和を希求するとともに 戦没者の霊を慰めるため、慰霊の日を定める。
第2条 慰霊の日は、6月23日とする。
条例に従い、6月23日は県内の小・中学校、および高校はお休みとなります。全てではありませんが、県内の会社等でもお休みにする所は少なくありません。
学校など教育の現場では「平和学習」として、生徒達が【ひめゆりの塔】など戦争の史跡を巡ったり、【平和の礎(いしじ)】を見学してレポートをまとめるといった活動が行われています。
私も学生の頃【平和の礎(いしじ)】へ足を運び、そこへ刻まれた戦没者達の名前を直接見てきました。そして、資料館に残る戦争体験者の語りを読んで、非常に胸を痛めました。
「論理的に戦争がどうこう」ではなく、直感的に「戦争はイヤだ!」と思いました。先にも述べた通り、「人を殺すのも殺されるのもイヤ。単純にそう思うのだから、戦争はイヤだ」とレポートに書いた事を覚えています。
現在の沖縄は「基地問題」等、戦争の爪痕(つめあと)が今でも残っています。例えば「不発弾処理」が行われる事は、我々にとって日常茶飯事でも、他府県の人からしたら異様な事らしいようです。
まだまだ解決しなければいけない問題は山積みの沖縄県ですが、1歩1歩、いい方向に進んで欲しいと思っています。
さて、「慰霊の日」には【コンペン】と【かるかん(白)】の注文が多くなる時でもありますので、マルキヨ製菓ではそれらのお菓子をたくさん作っていますよ。
慰霊の日の正午には黙とうをささげ、これからの沖縄が明るい方向へ向くことを期待したいと思います。
今回はこの辺で。
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