子どもの日は５月４日？｜マルキヨ製菓

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。ついに沖縄県では、節水が呼びかけられています。貯水率が例年より３０％以上も低いということで、ひょっとしたら断水の可能性があるかもしれません。

 

ここ最近は雨だけでなく行事も少ない沖縄ですが（今日は朝からガッツリ雨が降っています）、今度の日曜日に「父の日」と共に「ユッカヌヒー」という行事がやってきます。

 

【マルキヨ製菓お菓子総選挙】はお休みにして（来週、またランキングを発表します）、今回は［ユッカヌヒー］についてお話ししたいと思います。

 

「４日の日（よっかのひ）」の事を「ユッカヌヒー」と言うのですが、一般には旧暦の５月４日の事をさします。そしてこの日は「子どもの日」にあたります。新暦の「子どもの日」と同じで、特に男の子をお祝いする日になります。

 

「子どもの日」と言えば普通は「５月５日」ですが、戦前の沖縄では旧暦の５月４日が「子どもの日」とされていました。この日だけあらわれるオモチャの売り場もあり、親は子どもの立派な成長を願っておもちゃを買い与えるのです。

 

また、この日は黒糖で味付けされた「ちんびん」というお菓子や、中に油味噌（アンダンスー）の入った「ポーポー」というお菓子をヒヌカンや仏壇にお供えします。

写真は去年マルキヨ製菓が製造した「ちんびん」です。もちろん「お供え用」としてだけでなく、子供たちや大人達は自分達が味わうお菓子としても楽しみにしています。

 

今年はちょうど今日から仕込みをして、明日から本格的に製造していきますよ。もちろん、この時期だけの期間限定お菓子となります。

 

また、「ユッカヌヒー」はもう１つ、海の神様に対して豊漁を祈願する日でもあります。それに準じて、ウミンチュの地域である糸満ではハーリーが行われます。

 

沖縄で昔から漁に出る時に乗っていた「サバニ」という舟の先に竜の頭、船尾には竜の尾を飾り付けます。この飾り付けた「サバニ」を竜にちなんで、爬竜船（はりゅうせん）と呼びます。

 

その壮麗な爬竜船に乗り込んだウミンチュ（海人）達が舟をこぎ、他の舟より先にゴールを目指すレースが「ハーリー」です。

 

糸満では「ハーレー」とも呼ばれ、毎年ユッカヌヒーに多くの見物客を集め、非常に盛り上がる中でレースが行われています。

 

ちなみに那覇ハーリーもありますが、こちらは県外の観光客を意識して、新暦の５月４日とその前後、すなわちゴールデンウィーク期間中に行われます。なので、今年の那覇ハーリーはすでに終了しました。

 

さて、期間限定お菓子の「ちんびん」を紹介するため、次回ブログはあさって６月１６日（土）に更新します。

 

行事が日曜日にやってくるという事で、今週３回目の更新、頑張りますよ！　是非、２０１８年バージョンの「ちんびん」をチェックして下さい！

 

水不足が叫ばれる中、個人的には意識して節水を心がけるようにしています。とにかく「雨よふれ！」と思いながら、日々を過ごしていますね。

 

その願いが通じたのか、今日は朝から雨が降っています。久々の雨で渋滞していましたが、水不足を考えると、しばらく降り続けてほしいものです。

 

ただ、暑さは日に日に増していますので、水分補給はしっかりやりましょう。水分補給に関しては、節水の必要はありません。健康な体は大事ですからね。

 

ちなみに、「ちんびん」作りはものすごく重労働で大変ですが、来る「ユッカヌヒー」の向け、スタッフ一同頑張ります！

 

それでは、またあさっての土曜日、今年のちんびんの写真をお披露目しますので、お楽しみに。

 

今回はこの辺で。

 

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