ウガンブトゥチとウチャヌク　～　前編　～｜マルキヨ製菓

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。さぁ、あっという間に２０１８年も２月に突入です！

 

ここ最近は、曇り空だったり、雨が降ったりと微妙な天気が続く沖縄。気分だけでも明るく、毎日頑張っていますよ！

 

さて、来週の金曜日になりますが、その日は旧暦の１２月２４日。新暦ならクリスマスイブにあたりますが、沖縄では「ウガンブトゥチ」と呼ばれる行事が行われます。

 

かつては、それほど盛り上がった行事ではなかったイメージなのですが、ここ最近はスーパーなどでも大きく取り上げられるようになったせいか、しっかり行事を行う家庭が増えているようです。

 

では、ウガンブトゥチとはどんな行事なのか？　みなさん、ご存じですか？　私は日常でよく沖縄の行事に聞かれる事が多いですが、「ウガンブトゥチ」はＴＯＰ３に入るほどよく質問されます。

 

というわけで今回と次回、２回に分けて「ウガンブトゥチ」についてお勉強しましょう。過去ブログから、加筆修正をしてお送りいたします。

 

～～【過去ブログより】～～

 

（「ウガンブトゥチ」とは）簡単に言えば、約１年間家を守ってくれていたヒヌカン（火之神）が天に戻るので、手を合わせ、丁重に神様を送り出す行事のことです。

 

沖縄では「ヒヌカン（火の神）」という神様を拝んでいる家庭が、たくさんあります。ヒヌカンとは火のある所にいる神様で、沖縄では古くから家を守ると信じられてきました。

 

火のある所……昔はカマドですが、今はコンロのある所になります。そこにヒヌカン（火の神）は鎮座して、家庭を見守っていると言われています。

 

その場所に、チャーギと呼ばれる植物の葉っぱやお酒等を定期的にお供えし、手を合わせる。それが、沖縄の一般的なヒヌカン信仰の形です。

 

このヒヌカン（火の神）についてもう少しくわしく。

 

旧暦の１月４日に天上界から地上へと降り立ったヒヌカンは、各家庭に入り１年間その家を見守ります。そして、旧暦の１２月２４日に再び天へと戻り、上司である玉皇大帝（ぎょっこうたいてい）に、その家庭の１年間の様子を報告します。

 

玉皇大帝（ぎょっこうたいてい）とは、中国の道教における最高神であり、天界の支配者です。我々人間をはじめとする地上・地底に住むあらゆるものを支配する神様です。

 

このように、ウガンブトゥチ（御願解き）という行事は、中国の風習とも結びついています。次回のブログにて、中国の風習についてもう少しお話しします。

 

旧暦の１２月２４日に天へと昇るヒヌカンを心地よく送りだすため、家を清め、１年間の無事を感謝し、この日をもってウガミ（御願）を解く。それが「ウガンブトゥチ（御願解き）」という行事です。

 

この日、家庭では供えられているお茶やお酒を新しくし、お菓子等をお供えして、ヒラウコー（平御香）という、平らな形の線香を焚きます。このヒラウコーの煙で、ヒヌカンは天へ昇っていくと言われています。

 

～～【以上、過去ブログより】～～

 

次回のブログでは、もう少し「ウガンブトゥチ」についてお話ししますので。

 

さて、この行事でお供えするものといえば…

【ウチャヌク】です。

下から順に大・中・小のお餅を重ねた物を３つ用意して、それをお供えします。

マルキヨ製菓の「ウチャヌク（砂糖なし）」は、税込６９１円（税抜き６４０円）。賞味期限は製造から６日となっています。

 

賞味期限が長くないため、お供えで使用した後は、なるべく早めにお召し上がり下さい。

 

保存の際は、高温多湿・直射日光の当たる場所を避けて下さい。また、お餅ですので、ノドに詰まらせないよう、十分お気を付け下さい。

 

次回はマルキヨ製菓オリジナルの「タンナウチャヌク」を、さらにその次にはマルキヨ製菓第３のウチャヌクも紹介しますよ。来週をお楽しみに！

 

今日も曇りがちな沖縄。時に降り注ぐ太陽の光が心地よいです。あっという間に２月ですからね、のんびりしていたら今年もすぐに年末に…　なんて事になりそうです。

 

気合いを入れて、今月も頑張りたいと思います！　皆さんも時間を大切に、後悔のないよう、今やるべき事をしっかりやっておきましょう。

 

今回はこの辺で。

 

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