琉球がほこるかっこいい舞踊「エイサー」
2017年08月28日
こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日は【旧暦の七夕】ですね。
2017/7/7(旧暦)
7が3つ並んでいて、なんとなくラッキーという感じがします。笑
新暦の七夕とは全く違う行事になる【旧暦の七夕】については、過去記事を参照して下さい。
沖縄で【旧盆】に踊るものといえば… エイサーです。今回は、沖縄独特のかっこいい踊り「エイサー」について、去年の記事に加筆修正をして、お伝えします。
沖縄で【盆踊り】よりもメジャーな踊り「エイサー」。
沖縄本島と奄美を含む周辺地域において、【旧盆】期間中に踊られる踊りです。その衣装や踊りのかっこよさから、年中を通していろいろなイベントでも披露される事が多く、【旧盆】に限らずその踊りを目にしたことのある人は多いでしょう。
沖縄本島と奄美を含む周辺地域において、【旧盆】期間中に踊られる踊りです。その衣装や踊りのかっこよさから、年中を通していろいろなイベントでも披露される事が多く、【旧盆】に限らずその踊りを目にしたことのある人は多いでしょう。
各地域の青年会によってその踊りの型は様々で、旧暦の7月15日、ウークイで先祖を送りだした後、三線(サンシン・三味線の事)や太鼓(パーランクー等)を持ったニーセーター(青年たち)が行列をなし、各家々を回り練り歩きます。
エイサーを踊りながら練り歩くことを、沖縄の言葉で「道ジュネー」と言います。
【マルキヨ製菓 CM①】
家々では祖先の霊をお送りし、踊り手は家の繁栄・無病息災等を祈ってジウテー(地謡・唄い手やサンシン弾きの事)の唄に合わせて踊ります。
沖縄の夏を彩る風物詩ともいえるエイサーは、今やお盆に限らずいろんな場面で年中披露されます。小中学校の運動会や学芸発表会などで、必ずといっていい程披露される「エイサー」。
沖縄県民なら「1度は踊った事がある」とまで言われています。その「エイサー」の起源について確実な事はわかっていないそうですが、有力な説を紹介しましょう。
まずは「エイサー」という呼び名。これは大きく2つの説が唱えられています。1つは念仏歌の中での囃(はや)し言葉という説。
まずは「エイサー」という呼び名。これは大きく2つの説が唱えられています。1つは念仏歌の中での囃(はや)し言葉という説。
エイサーも元々は念仏踊りですから、浄土宗系の念仏歌に挟まれる囃(はや)し言葉の一つ「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー」から「エイサー」という呼び名が来たと言う説です。
「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー」。これは現代エイサーでも歌われますが、元々は念仏歌の囃し言葉の1つだったんですね。
もう1つの説。16世紀以前、琉球に存在した集団で踊る「ゑさおもろ(エサオモロ)」という舞踊がありました。その言葉から「エイサー」という単語が生まれたという説があります。
「エイサー」。果たして念仏踊りの囃し言葉からきたのか、琉球における集団舞踊「ゑさおもろ」からきたのか… どちらを信じるも、あなた次第です。
「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー」。これは現代エイサーでも歌われますが、元々は念仏歌の囃し言葉の1つだったんですね。
もう1つの説。16世紀以前、琉球に存在した集団で踊る「ゑさおもろ(エサオモロ)」という舞踊がありました。その言葉から「エイサー」という単語が生まれたという説があります。
「エイサー」。果たして念仏踊りの囃し言葉からきたのか、琉球における集団舞踊「ゑさおもろ」からきたのか… どちらを信じるも、あなた次第です。
次に「エイサー」の「踊り」の起源。こちらもいくつかの説がありますが、今述べた集団舞踊の「ゑさおもろ」こそが、「エイサー踊り」の最初の起源だとする説(確定した説ではありません)がまず1つ。
「ゑさおもろ」は、琉球王国の資料「おもろさうし」に出てくる言葉です。しかし沖縄本土に広まったという点では、次の説がもっとも有力とされています。
1603年、現在の福島県いわき市出身の袋中上人(たいちゅうしょうにん)という浄土宗の僧が、明(今の中国)を目指す途中で琉球に辿り着きました。
「ゑさおもろ」は、琉球王国の資料「おもろさうし」に出てくる言葉です。しかし沖縄本土に広まったという点では、次の説がもっとも有力とされています。
1603年、現在の福島県いわき市出身の袋中上人(たいちゅうしょうにん)という浄土宗の僧が、明(今の中国)を目指す途中で琉球に辿り着きました。
念仏を広めるため、彼の出身である東北地方のジャンガラ踊りに経文(きょうもん)をつけ、「念仏踊り」として琉球に広めていったそうです。
その経文の1つが親への孝行を解く「継母念仏(ママウヤニンブチ)」であり、これがエイサーの起源の有力な説だと言われています。
首里王府が著した「琉球国由来記」によれば、「袋中上人(たいちゅうしょうにん)が仏教文句を俗にやわらげ、初めて那覇の人々に伝える。これが念仏の始め」という記述があります。
その経文の1つが親への孝行を解く「継母念仏(ママウヤニンブチ)」であり、これがエイサーの起源の有力な説だと言われています。
首里王府が著した「琉球国由来記」によれば、「袋中上人(たいちゅうしょうにん)が仏教文句を俗にやわらげ、初めて那覇の人々に伝える。これが念仏の始め」という記述があります。
それ故、「袋中上人(たいちゅうしょうにん)こそがエイサー踊りの始祖だ」という風に沖縄では広まっています。
【マルキヨ製菓 CM②】
エイサーもまた【盆踊り】同様、最初は王家や貴族等身分の高い人達を中心に広まりました。18世紀頃は、首里士族の屋敷で念仏を唱える人を招いて先祖供養を行う風習がありました。
その頃は、「門付歌(かどづけうた)」と「念仏歌」と呼ばれる歌で踊っていて、今のエイサーのようなハデさはありませんでした。
やがて沖縄独特の音楽などとも融合し、士族から一般民衆の間にゆっくりとそれらの風習が広がっていくことになります。
エイサーといえば独特な白塗りメイクと、滑稽な踊りでエイサーを盛り上げる「チョンダラー」が、ひときわ目立ちます。
やがて沖縄独特の音楽などとも融合し、士族から一般民衆の間にゆっくりとそれらの風習が広がっていくことになります。
エイサーといえば独特な白塗りメイクと、滑稽な踊りでエイサーを盛り上げる「チョンダラー」が、ひときわ目立ちます。
エイサーを琉球の人達へ実際伝えたのが、実はこのチョンダラー(京太郎)なのです。袋中上人(たいちゅうしょうにん)がエイサー広報部のTOPなら、チョンダラーは現場へ赴く営業部のTOPというイメージでしょう。
「京都からやってきた芸能集団の男(太郎)」という事で、京太郎(チョンダラー)と言うのですが、その正確な由来は不明だとか? そういうミステリアスな部分も、エイサーを盛り上げる要因の1つかも知れません。
「京都からやってきた芸能集団の男(太郎)」という事で、京太郎(チョンダラー)と言うのですが、その正確な由来は不明だとか? そういうミステリアスな部分も、エイサーを盛り上げる要因の1つかも知れません。
「チョンダラー 画像」で是非、検索してみて下さい。一見すると「バカ殿様?」と思えるほど、インパクトのある画像を見られるでしょう。
昨日おとといの土曜日曜にも、エイサーのイベントがいくつかありました。9月15~16日には、「沖縄全島エイサーまつり」という最大級のエイサーイベントもあり、私も見に行った事があります。
まずは今日の【旧の七夕】、そして来週の【旧盆】。マルキヨ製菓は、この1年で最も忙しい日々を送っています。
【紅芋パイ】や
【レモンケーキ】など、行事に欠かせないお菓子を毎日たくさん作っています。皆さんもお供えするお菓子のチェック、忘れずに。
【紅芋パイ】や
【レモンケーキ】など、行事に欠かせないお菓子を毎日たくさん作っています。皆さんもお供えするお菓子のチェック、忘れずに。
マルキヨ製菓はこの1週間が勝負ですので、行事用お菓子をしっかりと各家庭に提供出来るよう頑張るだけです。
学生さんは夏休みが終わる頃です。宿題は大丈夫でしょうか? やるべき事はきっちりやって、2学期にのぞみましょう。
今回はこの辺で。
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