体育の日といえば、那覇大綱引き｜マルキヨ製菓

こんにちは、マルキヨ製菓広報担当の仲宗根です。今日は１０月の第２月曜日ということで、体育の日となっています。

 

私が子どもの頃、体育の日と言えば１０月１０日でしたが、２０００年以降はいわゆる「ハッピーマンデー制度」の導入で、１０月の第２月曜日となりました。

 

日中の沖縄は、まだまだ３０度超え。ニュースでは、１０月の連続真夏日の記録だと言っていましたが、本当にお昼は暑いですね。

 

さて、体育の日と言えば毎年恒例、那覇の大綱引き。ただの綱ではない「大綱」ですが、どれぐらい大きいかというと…　

 

全長約２００ｍ、綱の直径が約１．６ｍ、総重量にして４０トン以上、同時に綱を引く人も約１万５０００人と、あまりにもスゴ過ぎてなかなか想像出来ないのではないでしょうか？

 

１９９５年に「世界一のわら綱」としてギネス認定されているのも納得です。この大綱引きのイベントには、地元だけでなく県外・国外からも多くの観客が訪れます。

 

会場である国道５８号線久茂地交差点近辺には、なんと２５万人以上の人が訪れるというから、これもまた驚きです。

 

とにかく全てが壮大なスケールの那覇の大綱引きですが、実は面白い由来があります。

 

 

【マルキヨ製菓　CM①】

 

昔むかし、害虫のせいでお米を収穫する事が出来ない貧しい村がありました。食料確保がままならないその村では、老人を山に捨てる風習がありました。

 

村の人たちは何とか害虫を駆除しようと試みますが、うまくいきません。そこで村人達は、経験豊富な老人に、よい対策がないかを相談する事にしました。

 

しかし老人達は山に捨てられ、村には残っていません。そこで村人達は山へと出向き、生きている老人がいないか探し始めました。

 

すると、ある洞窟をねぐらにしている老人を発見。山に捨てられたにもかかわらず、一人で生き抜いてきた老人なので、この人ならよいジンブン（知恵）があるだろうと、村人達は事情を説明しました。

 

するとその老人は「田んぼで、賑やかな綱引きをしなさい」とアドバイスしました。村人達は村に帰ると、すぐに雄綱（おづな）と雌綱（めづな）を作り、それをカヌチ棒という棒で結び、綱引きの綱を作りました。

 

そしてホラ貝を鳴らしたり、太鼓などの打楽器を派手に打ち鳴らし、「ハーイーヤ！」と大きなかけ声をかけ、田んぼで綱引きを始めました。

 

すると虫たちはその賑やかさに驚き、水の中へ落ちて全て死んでしまいました。害虫駆除に成功したその年は豊作となり、それ以降、毎年田んぼでは賑やかな綱引きが行われ、食料の不安は取り除かれました。

 

そして、老人を山に捨てるという風習もなくなり、村は豊かになっていきました。めでたし、めでたし。

 

この田んぼで、派手に賑やかに行われた綱引きこそが「沖縄における綱引き」の由来と言われているのです。綱引きのおかげで豊作になり、老人を捨てる風習もなくなったとは面白い由来です。

 

【マルキヨ製菓　CM②】

 

１７世紀には、すでに東西に分かれて綱引きをする風習があったと言われている沖縄。

 

今年は仕事で、那覇大綱引きイベントに参加する事は出来ませんが、過去には参加した事もあります。とにかく会場は人・人・人で、綱にたどり着くのも一苦労でした。

 

綱引き終了後しばらく待っていると、綱を小さく切り分けて配ってくれる人が現れます。御利益があるという事で、この綱の一部を参加者が持ち帰るのも毎年恒例となっていますよ。

 

参加できる人は是非参加して、あの壮大な熱気を実際に味わって欲しいですね。

 

今回はこの辺で。

 

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