スタッフブログ

沖縄の創成①

2016年03月28日

こんにちは、ブログ担当の仲宗根です。ここ最近の沖縄は、最高気温が20度に届かない日々が続き、寒がりのウチナーンチュ(沖縄の人)にとっては、肌寒い日々が続いております。まぁ、寒さに強い私は、毎日半袖で過ごしておりますが。笑

 

先週、お彼岸が終わって、少しほっとしたかと思えば、4月はシーミーがやってきます。お供え用のお菓子をたくさん作るため、また忙しい日々がやってきます。「シーミー」についてのお話しは4月にやるとして…

 

いつかのブログで「アマミキキヨについて、機会があればお話ししたい」と書いた記憶があります。そこで今回は「沖縄創成」について「アマミキヨ伝説」を紹介してみようかなと思います。

 

日本の創成については「記紀(きき)」、いわゆる「古事記」と「日本書紀」に書かれていますよね。イザナギ・イザナミが下界に降りて、日本という島国を作っていった…。

 

おおざっぱではありますが、こんな風にして「日本が作られた」と記憶している人も多いでしょう。実は、これと似たような話で「アマミキヨという神によって、沖縄は作られた」という伝説があります。

 

その伝説が書かれているのが「中山世鑑(ちゅうざんせいかん)」という歴史書。薩摩による琉球侵攻後、1650年に書かれた琉球国初めての歴史書となります。その「中山世鑑」によれば…

 

昔むかし、まだ沖縄が存在しなかった頃… 神々の住むとされる天上界に、アマミキヨという神がいました。ある日、神の中でもTOPの地位にある天帝に呼ばれたアマミキヨは、ある命令を受けます。

 

「この下は神々がいるべき神聖な場所だが、島がない。神々が降り立てるよう、立派な島を作りなさい」。

 

天帝の命令を受けたアマミキヨは、早速空の下・下界の様子を探りにいきました。神々が降り立つにふさわしい美しい海が広がっていましたが、東からの波と西からの波が激しくぶつかり合う、荒々しい場所でもありました。

 

天上界に戻ったアマミキヨは、天帝に報告します。

 

「美しい場所ではありますが、波が荒々しくて、神々が住めるような場所ではありません。土・石・草・木をくだされば、神々の住める島を作りましょう」。

 

アマミキヨの言葉を受けた天帝は、すぐに言われた物を与えました。土・石・草・木を天の荷車に乗せたアマミキヨは再び下界へと降り、島作りを始めます。

 

最初に作ったのが、現在の国頭(くにがみ)の辺戸(へど)にある「安須森」。「安須森」は「あすもり」「あしもり」と読んだりしますが、ウチナーグチでは「アスムイ」と呼びます。

 

安須森(アスムイ)御嶽(うたき)は、「琉球開闢七御嶽(りゅうきゅうかいびゃくななうたき)」の一つであり、沖縄最高聖地の1つとされています。

 

※ 開闢(開闢)=世界の始まり

※ 琉球開闢七御嶽=分類の仕方により、九御嶽と表記される場合もあります

 

次に作ったのが、今帰仁(なきじん)のカナヒヤブという御嶽。こちらは、世界遺産である今帰仁城(なきじんグスク)の中にあります。それから、南側の「知念森(ちねんむい)」を作り、そして強力なパワースポットとして名高い「斎場御嶽(せーふぁうたき)」を作りました。

 

さらには藪薩(やぶさつ)の浦原(うらはら)に藪薩御嶽、玉城(たまぐすく)のアマヅツに雨粒天次御嶽(あまつづてんつぎうたき)、神の島と言われる久高島のコバウ森(むい)に 久高島クボー御嶽、首里に首里森御嶽(すいむいうたき)や真玉森御嶽(まだまむいうたき)など、島の至る所に森(むい)や御嶽(うたき)を作りました。

 

ちなみに「御嶽(うたき)」とは、神の降り立つ神聖な場所の事で、「森(ムイ)」「城(グスク)」「拝所(ウガンジュ)」などの総称です。

 

こうしてアマミキヨにより、九つの聖地が出来上がり「沖縄島(おきなわじま)」が生まれました。

 

私も今回紹介した御嶽のいくつかには、直接行った事があります。斎場御嶽(せーふぁうたき)では、三庫理(さんぐぅい)と呼ばれる、岩が見事な直角三角形を作っている神秘的な場所があります。

 

そこを通り抜けると、神の島と言われる久高島を眺める事の出来る「チョウノハナ」と呼ばれる拝所があります。この斎場御嶽(せーふぁうたき)は、非常に強力なパワースポットとしても有名で、ここを訪れた人は運気が上がるとも言われています。

 

とある有名な芸能人は、ここを訪れてすぐに奥さんと出会って結婚したという話があります。しかしあまりにも強力なパワースポットすぎて、霊感の強い人は逆に「これ以上、先には行けない」という人もいます。

 

ちなみにこの斎場御嶽(せーふぁうたき)の近くにある売店にて

5091001

マルキヨ製菓の「黒糖塩饅頭」が売られています。

5091002

この「黒糖塩饅頭」は、現在、この斎場御嶽(せーふぁうたき)前の売店のみで販売しています。

5091004

とても美味しい饅頭なので、沖縄の人だけでなく、沖縄県外の人も観光で訪れた際は、斎場御嶽(せーふぁうたき)にも来てパワーをゲットし、ついでに「黒糖塩饅頭」もゲットしていって欲しいですね。

 

さて、今回はアマミキヨという神による「沖縄の島作り」のお話でした。次回は、「沖縄の人」の始まりについて、その伝説を紹介したいと思います。

 

さぁ、とっても忙しい年度末! 頑張ってお仕事をこなしますよ! 今回はこの辺で。

 

mozu08

 

ブログランキング参加中です。よかったらポチッとお願いします。
 ↓

br_c_3110_1

沖縄 ブログランキングへ

商品取り扱い店舗

  • ・タウンプラザかねひで
  • ・イオン琉球㈱
  • ・リウボウストアー
  • ・㈱丸大
  • ・㈱サンエー
  • ・ユニオン
  • ・コープおきなわ
  • ・JAおきなわAコープ
  • ・野原食堂(宮古島)
  • (順位不同)

※工場でもご購入可能です。毎日製造する商品は異なりますので、事前にお問合わせください。

ご注文・お問合せはこちら 下記の電話番号・お問合せフォームからお気軽にお問合せください。 お問合せフォーム 098-878-8583

マルキヨ製菓通信販売

過去の記事

商品取り扱い店舗

  • タウンプラザかねひで
  • イオン琉球㈱
  • リウボウストアー
  • ㈱丸大
  • ㈱サンエー
  • ユニオン
  • コープおきなわ
  • JAおきなわAコープ
  • 野原食堂(宮古島)